アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ミカエラ・シフリン スーパーG初の金 オーレ世界選手権

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オーレ世界選手権、最初の金メダリストはミカエラ・シフリン。

オリンピック、世界選手権を通して自身初のSG金メダル獲得です。

今日も冷え込んだオーレ、今朝のレンタカーの気温計はマイナス26℃。昨年の今頃、平昌で凍えていた私でもやっぱり寒かったです。

2分のインターバルでやって来る選手を待っているにも、足踏みどころか5mの距離をもも上げよろしく行ったり来たり。

そうしないと足指が凍りついてしまいそうでした。

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2位には+0.02秒の僅差でソフィア・ゴッジャ。

本当はご覧のようなジャンプを撮りたかったのですが、シフリンはクラウチング前のジャンプのピントを外してしまいました。

ウエアの色が背景の森に近く、いまの高性能のカメラでも一瞬の認識が難しかったのだと思います。まあ、私の腕がないと言ったほうが簡単ですね。笑

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0.02秒という僅差の勝利に、素直に喜びを表現したミカエラ・シフリン。以前よりも最近ははっきりと喜んでくれるので、カメラマンとしてもありがたいです。

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銀のソフィア・ゴッジャは前回サンモリッツGS銅に続き2度目のメダル獲得、銅のコリーヌ・スッターは初のメダルです。

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シフリンのすぐ後にスタートした今回の主役、リンゼイ・ボンはポールに入りきれず転倒コースアウト。ゴールまで自力で滑ってきたので、日曜日の滑降は出場するのではないかと思います。いや、ぜひ出場して欲しいですね。

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最後の写真は時間をかけてインスペクションを行うミカエラ・シフリン。

今まで、金メダルは3つ。いずれもSLで、世界選手権3連覇中です。

それに今日、高速系SGの金も加わりました。

23歳でW杯56勝。

今季中にも60勝に到達しようかという勢いですから、このままいけば先輩リンゼイ・ボンの82勝どころかステンマルクの86勝もあっさりと抜きそうです。

恐ろしい23歳です。

さて、明日は男子SG。

ミュンヘンが大雪で飛行機が飛ばず、2日ががりでオーレに入った男子高速系の各チーム、荷物もロストバゲージで届かず、今日はDHトレーニングランは中止となりました。

予期せぬ長時間の移動疲れの残るであろう明日は男子SGですが、誰が勝つのか予想は難しいところです。

ただいまW杯のSGトップは昨季のオーレ最終戦でも勝っているビンセント・キリルヒマイヤー。2位がマティアス・マイヤー、3位がドミニク・パリス。この3人を軸にレースは展開されるでしょう。