オーレ世界選手権が開幕しました。
今日はマイナス13℃。それでも昼前から太陽が顔を出しほぼ無風で、寒いながらも気持ち的には過ごしやすい開幕日となりました。
冒頭の写真は今週の主役の一人、日曜日の滑降を最後に引退を表明しているリンゼイ・ボン。
「何よ、うるさいわねー」よろしく、シャッター音に反応して渋い顔で睨まれて?しまいました。笑
今日は普段のW杯で一緒に組んで仕事をしているイタリアのペンタフォトの一行が、大雪でフランクフルトからこちらに飛べず、「リンゼイにフォーカスして写真撮ってくれ」と注文を受けて、インスペクションはずっとリンゼイに張り付きでした。
インスペ後半にはご覧のような笑顔も見られ、こちらも一安心。
W杯通算82勝のレジェンド、今週は最後の力を振り絞ってその偉業にふさわしい滑りを見せてくれるでしょう。
そのリンゼイ、今日は1番スタートで11位。ラップのオーストリアのタマラ・ティプラーと+1.44秒でした。
写真をご覧いただくとうっすらとワンピの下に右膝に装具、左膝にも同様なものが見え、肩にも大きめのパッドが入って満身創痍でレースに臨んでいるのが見てとれます。
頭が下がりますね。
ラップはタマラ・ティプラー。
オーストリアの中堅27歳、W杯は未勝利で2位が最高。前回サンモリッツ世界選手権のSGでは20位、平昌オリンピックはSG21位です。
リンゼイの「後継者」、ミカエラ・シフリンも18番スタートでエントリー。インスペクションもしていましたが、出走せず。
アルペンコンビの準備のためと思われ、おそらく明日のSGは出場でしょう。
明日はリンゼイがどれだけ上位に食い込めるかが最大の焦点ですが、今日ラップでSGを得意とするタマラが優勝候補に上がってきたとみていいでしょう。
現在、SG種目別トップのミカエラ・シフリン、2位のティナ・ワイラーターとの三つ巴の勝負と予想します。
最後の写真は急に出現したダイヤモンドダスト。現れてほんの1,2分のうちが見事でしたが、今日はうまく捉えられず。写真もちょっとわかりにくくてすいません。
期間中、もっといいカットを狙ってみます!