アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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パンテュローとララが勝利 W-CUP最終戦レンツァハイデ

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連日の快晴のもと、最終戦スーパーGは絶好のコンディションで行われました。

女子は昨日に続きララ・グットが連勝。自身初のSG種目別女王の座につきました。

男子はなんと、最終スタートのアレクシ・パンテュローが「全選手総まくり」でワールドカップSG初優勝。W-CUP通算7勝目をあげました。 

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これでSL、GS、SC、SG、そしてシティーイベントのPSLも勝っているので残す未勝利種目はDHのみとなりました。 

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上の写真はゴールで大の字になって喜ぶパンテュロー。マルコ撮影です。

高速系種目でもそのポテンシャルを発揮し始めたパンテュロー。もうすぐ23歳になる彼の来季以降が非常に楽しみになってきました。

種目別Vはすでに決まっていたスビンダルでしたが、今日はアレクシに2.16秒もつけられて16位でノーポイントに終わってしまいました。

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おまけに12位に入ったヒルシャーにも負け、彼との総合争いは今日で「勝負あり」といった感が強いです。

総合トップのスビンダルと2位ヒルシャーは19ポイント差。

もちろん最後まで何が起こるかわかりませんが、GSとSLを残してマルセル・ヒルシャーが3年連続での大クリスタルトロフィーを手にすることが濃厚となってきました。

昨日、「あきらめていない」と書いたテッドは5位に入り45ポイントを獲得しましたが、あと2種目を残してスビンダルと200ポイント以上の差となってしまったため、総合優勝の夢は儚く消えました。

そして、女子は今日で総合女王が事実上決定。アンナ・フェニンガーが初の大クリスタルトロフィーを手にすることになりました。 

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写真は「美人三姉妹」。 ではなく、左からアンナ・フェニンガー、ララ・グット、ティナ・マゼ。あなたは誰がお好みですか??笑

フェニンガーは今季ワールドカップ3勝、2位4回、3位3回、ワールドカップで成績なしは一度だけで、それを除けば出場したレースはすべて一桁順位という「高止まり」な安定感で総合女王を手中におさめました。

昨日、転倒して病院に運ばれたマリア・ヘフル・リシュは今日、欠場。左肩と左肘の怪我とのことですが、今後のレースも欠場の模様で、「最後の女の戦い」は残念な幕切れとなりました。

明日はチーム戦。

毎年、私は「休養デー」にしていますが、いつの日か男女それぞれ2人の選手を揃えて、日の丸が表彰台の横にひるがえる日がくることを願ってやみません。

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最後は「ドはまり」なマルコ撮影のララ・グット。地元スイスでの勝利とクリスタルトロフィー獲得は5000人の観客を大いに喜ばせました!