アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

FISマックアースおんたけ2240カップスーパーG

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20171201115015j:plain

東京の我が家の前もすっかり葉桜となりました。

三寒四温でゆっくりとやってきた春も、そろそろ本格的な暖かさを運んできそうです。

今季最後のスキー撮影は、長野県、おんたけ2240にFISスーパーGを撮りにきました。

土日のレースに先立って、今日はトレーニングラン。

今回は招待選手がオーストリアから2人、スイスから1人、オランダから2人出場します。

f:id:shinfotograf:20171201115047j:plain

冒頭の写真と上の写真はスイスの21歳、ニコ・カプレッツ。SGのポイントは18.16。

下の写真はオーストリアのマニュエル・クラマー。SGのポイントは17.59を持っています。(DHは12.48でランキング64位)

f:id:shinfotograf:20171201115108j:plain

フラッハウの出身の24歳で、日本男子チームのコーチであるミヒャエル・シュタイナーのすぐお隣が実家だそうです。

マニュエルは今季ヨーロッパカップでDH種目別3位で来季のワールドカップ個人出場権を獲得しています。(ヨーロッパカップは種目別3位まで翌期のワールドカップ出場権があります)

「フラッハウだと、ヘルマン・マイヤーだね」と言う私に横にいた同じオーストリアのクリストファーは、

「いや、フラッハウと言えば、マニュエル・クラマーだ!」と「訂正」されてしまいました。笑

来季はワールドカップ高速系で彼の名前を何度も聞くことになることを期待します。

今日5人は3本滑りましたが、それぞれ徐々にタイムの「調整練習」も行い、みな1本目から1秒遅れ、2秒遅れと、タイムを揃えて滑ってくれました。

このあたりのタイムを「調整」する感覚は見事としか言いようがありません。

なにしろ、日本人選手に好ポイントを獲得してもらうためのレースでもありますので、彼らには「日本人選手といい感じのタイム差」で滑ってもらうことが肝要です。

現在、日本人SGトップのポイントを持っているのはケガで戦線離脱中の須貝龍、29.61で2位が原田友希で33.82。

そして3位の廣島聖也は55.56ポイントで2人から大きく離れてしまいます。

DH、SGが大好きな私としては、土日の2レースで好ポイントを獲得して、ヨーロッパでの本格的な高速系レースに出場する足がかりをつかんでくれる選手が一人でも多く出てくれることを期待したいと思います。

そして、ワールドカップDHに出場する日本人選手の登場を待ち望みます! 

f:id:shinfotograf:20171201115247j:plain

時差ぼけをものともせず、スカイツリーなどの東京観光をすましてだいぶ日本語も達者?になったみなさま。笑

集合写真は左からマニュエル・クラマー(オーストリア)、クリストファー・ヘール(オーストリア)、マーティン・マイナース(オランダ)、ニコ・カプレッツ(スイス)、アルジャン・ワンダース(オランダ)。