アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャーまた片反?

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昨晩のチーム戦は地元オーストリアの勝利に終わり、今大会初の金メダルを獲得しました。

滑りのなかでもマルセル・ヒルシャーが絶好調ぶりをアピールする格好となり、いやがおうにも、金曜日、男子GSの金メダル獲得へ期待がかかるものとなりました。

チーム戦はいつもイベント色が強く、私はわりと冷めた感じでテレビを見ていたのですが、観客もコーチ陣も大喜び。

今までの鬱憤を晴らしたかのような喜びようでした。

オーストリアの国営放送、ORFもやっと「喜びの絵」が放送できて、安堵していると思います。

 

先日そのORFを見ていたら、なにやら、キッツビュールだの、マルセル・ヒルシャーだの、ギュンター・ヒュアラだの言い出しました。

どうやら、1月のキッツビュールSL2本目でヒルシャーが片反したという話が出たらしく、スロー再生。

確かに通常の方向から撮ったカメラでは片反に見えました。しかし、斜め上から撮っていたカメラでは、きわどくブーツのバックル部分でポールを倒しているところがはっきり映っていました。(冒頭の画像)

結局、何事もなかったわけですが、ゴール方向から普通に撮った角度では誰が見ても片反しているように見えるので、指摘があったのだと思います。(内脚が上がっているので、余計に片反に見えました)

シュラトミングで思い出すのは去年のヒルシャー片反騒動。イビッツァと「和解」したのも、ここシュラトミングのビブドロー会場でした。

(詳しくは去年のブログまで「掘って」ご覧ください。)

昨年の「騒動」のことがいまだに尾を引いているのかもしれませんが、全旗門をカバーできるハイスピードカメラの導入検討の時代になったと言えるでしょう。

さて、明日からいよいよ、日本選手の登場。

 

日本でNHK BSの視聴準備はオッケーですか?

 女子GSは長谷川絵美選手と星瑞枝選手が出場。

女子GSコースは通常のワールドカップコースの上部から行われ、ゴール前の急斜面ではスリリングなシーンが展開されるものと思います。

つまり、スタート位置が下がるだけで、GSは男女同一コースです。(昨年の最終戦もそうでした)

男子SCのSL撮影時、ギュンター・ヒュアラがたまたま、私から5mの距離にいて、地元コース係の人に「素晴らしいコースだ」と絶賛していました。

実際、スキーでゴール前の急斜面を降りようとするカメラマンは皆無で、みな、男子SLスタート上に着くリフト降車後はアイゼン着用。

それほど、強烈なアイスバーンの急斜面に、各国女子コーチからは、「女子には危険」という意見が出たらしいのですが、ギュンターは「女子GSのコースは決めたコースから変更しない」とコーチ陣に明言したと、そのとき語っていました。

気温も上がって雪面がゆるむ気配はないので、明日のレースはゴール前急斜面でドラマが待っているかもしれません。

長谷川、星両選手に日本から応援よろしくお願いいたします!