アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヒルシャーGS種目別V W-CUP最終戦シュラトミング

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勝負はあっけなく決まりました。

1本目でリゲティーがくるっと回って転倒寸前を踏みとどまったものの、完全にストップ。その時点で2位につけていたヒルシャーのGS種目別Vが決まりました。

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自身も僚友ライヘルトを逆転して勝利し、種目別Vに自ら花をそえたのと同時に、今日の優勝でベアトに25ポイント差をつけて総合トップに立ちました。

明日、ベアトはSLに出場しないとの情報がありますので、事実上、マルセル・ヒルシャー初の総合優勝が決まったと言ってもいいでしょう。

彼にとっては昨季2月のケガから見事な復帰のシーズンとなりました。

記者会見ではケガをしたことにより、スキーへの取り組み方が変わったと語り、「いつも悔いのないようベストを尽くすことを心がけている」と話しました。

昨年2月のヒンターストウダーのレースでのケガが彼のスキーへの考え方を変えたのであれば、今季の活躍は彼の心の大きな成長の成果と言えるのでしょう。

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明日は総合クリスタルグローブが彼の手に渡ることになります。

ベンヤミン・ライヒ以来、6年ぶりの総合優勝でアルペン大国オーストリアに新しいヒーローの誕生です。明日のシュラトミングは興奮のるつぼと化すでしょう。

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女子SLはミヒャエラ・キルヒガッサーが勝利。種目別優勝は2位の彼女を308ポイントの大差をつけてマリス・シールド。下の写真は3位のティナ・マゼと3ショットです。

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今日はディディエ・キューシュの引退レース。

あらかじめ2本目のスタート時間は予定より5分遅らせて設定されました。

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そして2本目のはじめにキューシュがスキー創世記時代の出で立ちで登場。コース上からも、会場からも大きな祝福の歓声がわき起こりました。

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4度のDHチャンピオン、SGとGSも1回ずつチャンピオンとなったお茶目なディディエがピステを去るのは寂しい限りです。ほんとうにお疲れさまでした。

そして今日はSCチャンピオンの表彰も行われました。リンゼイとイビッツァですが、明日、イビッツァが再びこの表彰台中央に立つことができるのか?

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今シーズン最後の1戦は目が離せない大注目の2011-12シーズン最終戦です。

わが日本のエース、2度目の最終戦出場の湯浅直樹にも期待しましょう!

最後の写真は今日のレースの表彰式。スキーを持ち上げて観客に応えようとしたヒルシャーですが、後ろの3位の後輩、マルセル・マティスに当たりそうになり、

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「おー危ない!先輩、気をつけてくださいよー」写真です。笑

すいません、昨日は眠気をこらえきれずにチーム戦ということもあり、ブログをお休みさせていただきました。明日は今シーズン最後の一戦。最後までがんばって撮ります!