3日に行われたW-CUP女子SL第5戦で清澤恵美子が24位。6年ぶりの日本人女子のワールドカップ順位を記録しました。(その6年前の記録は廣井法代さんのW-CUPオフターシュワングSLでの20位です)
もちろん彼女自身初。今季はアスペン、クーシュベル、フラッハウ、リエンツと2本目に残れず、遠征最後のレースとして臨んだザグレブでのレースで、ようやくと言っていいでしょう、ワールドカップで成績を残すことができました。
とにもかくにも、本人初のワールドカップポイント獲得。おめでとうございます。
当初の予定ではこのあと、韓国のファーイーストカップに参戦だったと思われますが、予定を変更してヨーロッパに居残って、調子にのってワールドカップとヨーロッパカップ参戦を継続してくれるといいなと思います。
追記:24位の7ポイントでSLのスターティングリストの58位にランキンがされましたので、少なくとも次戦のワールドカップ、マリボルSLは清澤、星に加え、もう一人出場できます。
写真は昨年12月20日、フラッハウでの清澤恵美子。ザグレブでの今年最初のレースはまたまたマリス・シールドが勝利。これでSL開幕から5連勝を飾りました。
ご挨拶がまだでした。
新年、あけましておめでとうございます。クリスマス前に帰国してからすっかりブログをさぼっておりました。遅まきながら、アルタバディアとフラッハウの雑感を写真主体でいきましょう。
最初はアルタバディアの朝のトレーニング景。朝焼けのなか、雄大なドロミテ山脈にみつめられながら、レース前のアップを選手たちはこなします。
韓国選手は2人、GSとSLに参戦しました。左のジュン・ドンヒュン選手は昨季のファーイーストカップの総合・GS・SLのカップチャンピオンで、今季12月の中国でのレースでも皆川賢太郎をおさえて優勝し、現在SLのカップスタンディングでトップに立っています。
GSの朝はマイナス14度くらいまで冷え込んだこともあり、ヒルシャーはブーツにマスキーをしていました。(商品名はこちらでは違うようですが形状はいっしょです)
オーストリアチームは昨季あたりから、冷え込んだときのインスペクション時に装着する選手がちらほら見受けられるようになりました。DHやSGのインスペクションは長時間になるため、寒いときは重宝するかもしれませんね。
しつこく、ヤニッツァねた。笑
今シーズンの彼女はごらんの出で立ちです!
上下のウエアがあってませんが、他のコーチと同じかっこはいやみたいです。笑
お次はフラッハウのスタート。
案外、身長のある選手は頭にというかヘルメットに気をつけないと、ごっちんこしちゃいます笑。この写真だけ見ると、狭苦しいところから出て行く感がありますよね。
そのスタート、テレビなどでご覧になる赤いボードの裏側はこんな風。
分解して持ち運びできるようになってます。
女子SL、37番スタートから12位に入ったオーストリアのカルメン選手の応援団。
彼女が滑り終わると、速攻で服を着ていたのが可愛らしかったです笑。
フラッハウでは1本目コースアウトしたアメリカ、ミカエラ・シフリン選手、16歳。
その後のリエンツのSLではなんと3位表彰台にあがりました。新星の登場です。ちなみにザグレブは1本目コースアウトでした。
男子のSL前走はマティアス・ランツィンガー。
ソチのパラリンピックでの活躍が期待されます。左足の膝から下は義足です。彼のことをご存知ない方は過去のブログをどうぞ。
さて、私は明日クロアチアのザグレブに移動します。1月5日、日本時間同日の22時30分から2012年のレースが始まります。湯浅、明、大越の3人に期待しましょう!