アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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蛍雪のとき その4 フェンデルスSL

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昨晩、フラッハウからの移動は雪が降りしきり、運転には少々疲れました。なにせこちらでの移動はいつもレンタカーなもので、慎重に安全運転でした。

そして今朝は、昨シーズンのブログでも紹介した新井真季子選手の撮影に行ってきました。

場所はインスブルックとザンクト・アントンの間にあるスキー場、フェンデルス。スウェーデンチームのトレーニングコースでもあるそうです。

今日のFISレースのSLコースは中緩斜面でしたが、昨晩から降り続いた雪は止むことなく、レース中もずっと深々と降り続けました。

おかげでポール脇は「掘れ掘れ」。

「ここは関温泉か松之山か?」というくらい日本の豪雪地帯と錯覚するくらいでした。笑

当の新井真季子選手は1本目57番スタートから41位につけ、2本目も完走。リザルトがまだFISのHPに発表されていないので最終順位は不明です。すいません。

追記:リザルトは33位でした。57番スタートからだいぶ「まくり」ました。

冒頭の写真は1本目。下の写真は2本目です。スキーが見えないくらい掘れてます。

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本人はGSのほうが得意なようですが、SLも滑りそのものは昨季よりだいぶ成長のあとが見られ、、スムーズになってきているように感じました。

なにより、こちらでのレースに慣れてきた印象を強く感じ、昨季の「乙女の滑り」から、力強さが加わり、「凛とした」大和撫子の滑りに成長してきているように思いました。

ちょっと大げさな表現ですかね?笑。でも私には今日の彼女の滑りには、確実に一年間の成長のあとが感じられたんですよ。

これからも1レース、1レース、着実に結果を積み重ねて、近いうちにヨーロッパカップやワールドカップで華麗な力強い滑りを見せてほしいと思います。

以前のブログで紹介しておりますので、新井真季子選手をご存知ない方は、お手数ですが過去のブログをさかのぼってご覧ください。「蛍雪のとき」シリーズになっております。

彼女はいま、高校三年生。来春にはもう卒業です。

 

そして今晩はマドンナ・ディ・カンピリオでヨーロッパカップSLナイトレースが行われていますが、明と大越の結果が気になります。

追記:結果は石井智也が48番スタートから19位。明22位、大越龍之介は2本目途中棄権でした。

私は明日、帰国の便に乗ります。アルタバディア、フラッハウの雑感などはまとめて帰国後に。では、また。

最後の写真はレース前、リフト乗り場前に並んだ選手たちのスキーとリュック。この光景は日本でもいっしょですかね。

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