アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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リゲティ種目別逃げ切りV  ガルミッシュ最終戦

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カルロ・ヤンカは勝利を確認するとゴールに倒れ込みました。

今朝はマイナス4℃でしたが時間が経つにつれて気温が上昇。2本目のゴールエリアは陽も差して春の陽気になりました。

今日はリゲティ、ブラルドーネ、ヒルシャー、ライヒ、ヤンスルの5人の争いでしたが、ブラルドーネとヒルシャーが1本目で早々と脱落し2本目の始まる前にリゲティの逃げ切りVが濃厚になりました。

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また今年も種目別Vを逃したGSスペシャリスト、マックス・ブラルドーネ。ここ一番の強さが必要か?

しかし2本目は、DHトレーニングランで撮っていた大ジャンプのあるところ、急斜面の入り口で直線的に入ってきて失敗する選手が続出。7人もコースアウトしてしまいました。

リゲティはそこを無事通過。ゴール時点でショーグホッファーと同タイム1位でGS種目別優勝を確定させました。 

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2本目最後に滑ったカルロ・ヤンカは1本目のリードを守りきり、100点を獲得。

8位に終わったライヒに106点差をつけて初の総合タイトルも手中におさめました。

もう何度も書いてますが、あらためて、「ニューヒーロー誕生」です。 

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昨日はライヒの総合Vが決まるかもと言いましたが、まったく逆の結果。カルロくん、ごめんなさい。

ライヒも2本目は2番手のタイムで猛追しましたがわずかに及ばず。明日のSLを残しての「総合V逸」は想像もしていなかったでしょう。

オリンピックの雪辱はなりませんでした。 

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ライヒがSCのタイトルはとったものの、オーストリアチームにとっては「屈辱」のシーズンとなりそうですが、まだあと1種目。

明日のヘルブストとカトリン・ツェッテルに大きな期待がかかってきました。

男子のとなりのコースで行われた女子SGはリンゼイ・ボンの貫禄勝ち。

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今日の1,2,3位がそのまま種目別のワン・ツー・スリーでした。そして女子の総合タイトルも今日、リンゼイに決まりました。

昨日はマルコの引退でしたが、今日は「元気に復帰!」

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昨年のキッツビュールDHトレーニングランで大転倒、一時は生死も危ぶまれたダニエル・アルブレヒトが男子GSの前走をしました。

今年のキッツビュールで記者会見したときより、顔も依然のように丸くなり、体も大きくなったように感じました。

本人はまだまだトップシーンに帰ってくるには時間がかかるように考えているようですが、来シーズンは彼の元気な滑りが見れるかもしれません。 

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さあ、明日はいよいよお待ちかねのSL最終戦

まったく違う山ではありますが、今日のGSのコース状況から推測するとバーンは氷の状態と思われます。

明と湯浅に一発、どーーーん っといっちゃってほしいですね。

みなさん同様、私もゴールで2人の派手なガッツポーズを見たいです。

では、また明日。

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