エリック・ゲイが地元バンクーバーオリンピックの「借り」を「倍返し」にしました。
小雪舞うなか行われた男子SGと女子GS、スタートインターバルを短くして悪天候に対応、女子の2本目が行われるころにはうっすらと太陽も見えました。
ゲイに69点差をつけてSG種目別トップだったヴァルヒホッファーは15位に沈み、完全に優勝争いから脱落。ゲイは3位スヴィンダルの猛追をかわして初の種目別優勝を手にしました。
総合争いは、今日11位だったカルロ・ヤンカと6位だったベンヤミン・ライヒの2人に絞られ点差は38点。
依然トップはヤンカですが、彼はSLに出ないため明日の2人の成績次第ではライヒの4年ぶりの総合優勝が決まります。
女子GSはティナ・マゼが勝利。美人もスタート前は気合い入った顔してます。そういえば昨年の最終戦も彼女のスタート写真を撮っていて優勝したのを思い出しました。
GS総合はカトリン・ヘルツェルがそのまま逃げ切り初の種目別V。昨年の世界選手権の勝者ではありますが、今季のアスペンがワールドカップ初勝利でその後のリエンツの勝利とあわせシーズン2勝でクリスタルトロフィーを手にしました。
まだ慣れていないのか、カメラに向けてはなかなか笑顔をつくってくれませんでした。知っている人に祝福されると可愛い笑顔を見せてくれるんですけどね。(笑)
カメラ構えた無粋なおっさんたちがいけないのか?(笑 私含む)
女子の総合Vも明日決まるかもしれません。リンゼイとマリア・リシュの親友同士の争いですが、165点差。リンゼイは今日1本目で転倒。膝をケガしたようですが、明日のSGは出場するとのことですので彼女の3年連続総合優勝が濃厚です。
そして最終戦恒例、今日の「引退ラン」はマルコ・ビュッフェル。笑顔の「正装」滑走でした。
彼はW-CUP4勝。記憶に新しいのは2008年1月、キッツビュールSGの優勝です。
いつもにこやかで気さくなマルコ。みなに愛された彼の引退はまたひとりのスターを失った感がします。
今日はどうやらスタート前にも手にもっている液体を飲まれたようで、「飲酒運転」?(笑)
ほんとに今までどうもありがとうマルコ!