帰国後数日は久々の東京の寒い冬をゆっくり楽しんでいましたが、週末は香川まで出張。四国の青空のもと、ハーフマラソンを撮ってきました。
そして今日、確定申告も終了。初の「損失申告」となりました。源泉徴収された分も全額戻ってくるそうで、うれしいのか、悲しいのか。
まあ、不況を耐え忍んでがんばりますわ。(笑)
さて、暗い話はさておいて「ちょいゆる雑感」まいりましょう。
アデルボーデンのキャンセル分が金曜日に開催され、3連戦となったクラニスカ・ゴラでしたが、2日目、土曜のGSを撮り終えてプレスセンターでブログを書き終えると、なぜか「どおおっーと」眠気が押し寄せてきました。
1ヶ月分の疲れがきたのかなーと思っていると、横の席の「戦友」が
「そりゃー、あれだけ盛り上がったシュラトミングからここへ来てこの落差じゃあ」と労ってくれました。
そう、平日の金曜は仕方がないにしても土曜も、クラニスカ・ゴラの観客の少なさが盛り上がりに欠け、その「だらだら感」が疲れを連れてきてしまったのかもしれないと考えてしまいました。
それだけシュラトミングが「盛り上がった」ということですが、さすがに土曜の夜は早々と就寝し、SLの朝は元気満々。終わってからも最終戦に2人出場決定でいっそう元気モリモリ!になりました(笑)。
「寝て回復」はまだ若い証拠?いや、「まだ若い」と言うこと自体がおっさん?(笑)
では、 J sportsの放送ではほとんど映ることのないインスペクションの雑感を。
GSの斜面の変わり目はコーチが自分のスキーを片方、高々とかかげてポールの位置を選手に教えています。
去年も書きましたが今年も。ライヒの恒例、2本目インスペクション直後のオーストリア、ORF独占インタビュー。ゴール手前での「コース内」インタビューですから、サッカーで言うならハーフタイムにベンチ前で選手にインタビューするようなものでしょうか。
そのうち、この役目がヒルシャーに受け継がれるのでしょうかね。ちなみにヘルブストやプランガーがこういうコース内インタビューを受けているのは見たことがありません。
ここのカメラ前走はクリスチャン・マイヤーさん。GSのイメージが強いのですが、オールラウンダーでしたね、そういえば。
J sportsでもカメラ前走の映像は流れますが、スピードは選手の半分くらいですので、選手の視界を疑似体験したい方は映像を「倍速」でご覧ください。
現場の最高責任者、ギュンター・ヒュアラ氏。自らコース整備も行います。インタビューした「戦友」によりますと、無責任な発言はしないのに加え、威圧感もあるそうで、FISの現場責任者として重責を担うにふさわしい人かもしれません。
反対にすっかり威圧感のなくなったヤニッツァ・コステリッチ。
ウエアもローウエストで脱力系。シュラトミングでは「例のナイトクラブ」でダンスを見ながら彼とぶちゅー(笑)。
イビッツァみたいなお兄さん、いたらカッコいいと思いません? 彼女、ずっと金魚のふん(失礼)みたいにくっついてましたから、てっきり「ブラコン」だと思ってたので、ひと安心。(大きなお世話!!笑)
SLのインスペクション、先頭で降りてくるのはビグマルクかミューレ。ボディももちろん早いです。
昔は明も早かったのですが、最近の日本チームは中盤から後ろのほうで割と時間をかけることが多くなりました。
そして最後のほうはだいたいヒルシャーとオーストリアの若手で「オオトリ」はマルクス・ラルソン。
ゴールに近いコーチが「あと何分だぞ」と彼に念押ししているその頃には我々カメラマンはインスペクションを撮ったカメラをいったんザックにしまって一息ついてます。集中した顔を撮るときはこっちも負けじと集中しますからね。
写真はGSインスペクション前、スタートハウスより。
さて、そんな先月を振り返ると、自分でもかなり濃密な1ヶ月、そして感動の30日間だったように思います。
湯浅の「もう迷わない」に涙し、私の膝を気遣ってくれた明の優しさにふれ、賢太郎のおだやかな語り口の奥の強い意志にインスパイアされた1ヶ月でした。
さあ、そして今日10日からはバンクーバーでDHトレーニングランが開始です。13日は誰が金メダルか、楽しみですね。
私は観戦チケットで男子SLだけ行ってきます!