ミカエラ・シフリンが18歳と3日でワールドカップSL種目別女王の座につきました。
今日は今週初めて快晴のレンツァハイデ、女子SLと男子GS最終戦が行われました。
気温もかなり低く、コースはカリカリというよりツルツル。低温によりかなりしまったコースとなりました。
女子SLコースもそうですが、男子GSコースは端にたまった新雪の上を降りてこないと危なくてしょうがなかったです。笑
女子SLは総合とSG、GSのチャンピオンを決めているティナ・マゼと18歳になったばかりのシフリンの7ポイント差の争い。
1本目でティナがシフリンに1.17秒差をつけ、勝負あったかと思われましたが、その大差をものともせず、シフリンがシュラトミング世界選手権の金に続いて見事な栄冠を手にしました。
勝利が決まって顔をおおって喜ぶシフリン。ちょうどテレビ用の順位表示を用意しにゴールエリアに出て来た係さんが写真的にはナイスアシスト。笑
まだあどけなさの残るミカエラ・シフリン。
でもテッドと並んでも遜色ないですね。生まれ持ったスーパースターの素質でしょうか、存在感は抜群にありますね。
男子はすでに先週のクラニスカ・ゴラでテッド・リゲティのチャンピオンが決定していました。
今日も勝利で8戦中、6勝。3位2回と圧倒的な強さで、今季は「ミスターGS」の名を欲しいままにしました。
そして事実上決まっていた、マルセル・ヒルシャーの2年連続総合優勝も、1本目でスヴィンダルがコースアウトした瞬間に数字上も決定。
明日は寸前でSL女王を逃し涙をのんだティナ・マゼと、2ショットの写真を撮りまくることになるでしょう。
写真はゴールで悔し涙をこらえるティナ・マゼ。アレッサンドロ撮影です。
今季の女子SLはシフリン、マゼ、ズズロバが「3強」でした。
来季、2013-14シーズンは彼女たちの背中に迫るような活躍を清澤恵美子、長谷川絵美、星瑞枝各選手に期待したいと思います。
そして、明日は男子SLの最終戦。
我が日本の湯浅直樹にとってはシーズン初めからヘルニアの腰痛に悩まされ続けたシーズンでした。
昨年12月18日、マドンナ・ディ・カンピリオで初の表彰台3位となるもその後はザグレブでコースアウト、アデルボーデン14位、ウェンゲンは2本目に進めず、キッツビュール、シュラトミング世界選手権ともにコースアウトと苦闘の1月と2月を過ごしました。
2月末から3月頭にかけては、紹介された病院に行って腰に注射を打ってもらいましたが、滑るとまた痛みがぶりかえしました。
それでも先週、得意とするクラニスカ・ゴラで8位。
それにより、明日の最終戦で一桁順位に入れば、他の選手との兼ね合いはあるものの、来季SL開幕戦となるレビから第一シードに入る可能性が出てきました。
2012-13シーズン最後の一戦。湯浅直樹は締めくくりにふさわしい成績を残してくれるでしょう!応援よろしくお願いします!