アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヴァルヒホッファーがラップ ヴァル・ガルディナDHトレーニングラン

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今日も快晴のヴァル・ガルディナでDHトレーニングランが行われました。

毎年、晴天率が高く光線が美しい会場なので大のお気に入りです。

ラップはこのコースを得意とするミヒャエル・ヴァルヒホッファー。2位にはスヴィンダルがつけました。

(写真はスタートハウス内のヴァルヒホッファー。トレーニングランとはいえ、緊張感みなぎるダウンヒルスタートエリアでの撮影はこちらも気合いで負けないようにと撮っています)

両者とも好調スイスチームに奪われていた話題を自らのもとへ引き寄せようと、エンジンがかかってきたようです。

心配していたキューシュとボディも元気にスタートしてそれぞれ6位と18位でした。よかったよかった。

しかし、今度は「カリスマ」ヒーローへの階段を昇っているカルロ・ヤンカが欠場。ヴァルディゼールGSの転倒が響いているのかもしれません。今のところ詳しい情報はありません。

けが人ばかりでなく、復帰組も。今シーズンはレイクルイーズから登場していますが私は初めてだったので、スコット・マッカートニー。キッツビュールでの大転倒からの復帰です。

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ヘルメットがふっとぶほどの大転倒だったにもかかわらず、またダウンヒルのスタートハウスに立つ勇気に敬意を表さざるをえません。

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そして、マティアス・ランツィンガー。

歩くとき右足は少しひきずっていましたが、オーストリア国営放送ORFのレポーターとして元気にがんばっていました。スタートで多くのレース関係者が

「マティアス、マティアス!」

と声をかけ、彼は笑顔でこたえていました。素晴らしい光景でした。(マティアス・ランツィンガーについては過去のブログ、3月クヴィットフェルの最終日の記述をご参照ください)

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今日は山向こうのオーバーエッゲンでヨーロッパカップSLが行われました。リザルトだけ見ると結果を残せたのは明のみ。24位でした。

厳しい結果ですが、年内はまだヨーロッパカップ2戦、ワールドカップ1戦残っているので全力で悔いのない戦いをしてほしいと思います。