アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マニュエル・オズボーン・パラディス初優勝 クヴィットフェルDH

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マニュエル・オズボーン・パラディスがとうとう初優勝をとげました。

ここ3シーズンでDH第一シードに定着。世界選手権勝者のクチェラ同様、優勝する実力は十分にありました。

これでクチェラ、調子が戻りつつあるゲイとともに、来季地元オリンピックでは、カナダにとって大いに期待できる「三本の矢」ができあがったと言えるでしょう。

「クレイジーカナック」の復活といえるかもしれません。

2位にはヴァルヒホッファー。DHレッドビブを守り、2位のディディエ・デファーゴに77点差をつけました。明日の結果次第では、ダウンヒルの種目別タイトルは最終戦を残して、ここクヴィットフェルで決まるかもしれません。

明日もまったく同じコース、セットでダウンヒルですので今日の勝者が連勝する可能性はかなり高いと言えますし、もしかしたら表彰はメンバーがいっしょで多少並び順が違うくらいかもしれません。

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普段は四方八方から声がかかるので視線はバラバラになる表彰の写真ですが、今日はカメラマンが極端に少なく、(表彰だけでなく、来ているカメラマンの数がとても少ないのです)3人ともカメラ目線になってくれるほどでした。

今日は10人の写真も。 

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こうやって見ると、アトミック5人に対し、ロシニョール4人。高速系だけでなく、技術系、女子を含め今季のロシニョールは老舗復活と言えるでしょう。実はこちらも熾烈な争い。

ずーーーーーーっと、年間トップの座を守ってきたアトミックの牙城が今季は崩れつつあります。現状トップではありますが、2位のロシニョールの猛追をうけています。現在400点差。

ロシニョールはリンゼイやグランジェ、オズボーンやデファーゴ。対するアトミックはライヒ、スヴィンダル、ヴァルヒホッファーとララ・グットにカトリン・ツェッテル。ややアトミック有利かと思いますが、面白い争いだと思います。

総合タイトルはライヒが今日29位でポイント獲得したことにより、コステリッチと全く同じ点数でトップに並びました。3番手はスヴィンダル。点差はないに等しいです。今日の結果から見ると明日はスヴィンダルがトップに踊りでるでしょう。

シーズン終盤は熾烈なトップ争いによりドラマも生まれるので、あと一週間ちょい、クライマックスを迎えるワールドカップにご注目ください。