アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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キューシュがラップ クヴィットフェルDHトレーニングラン

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小雪舞うなか、DHトレーニングランが行われました。

ラップはキューシュ。ほとんどの選手が少しスピードをセーブして滑るなか、彼も同様でした。顔にはマスク。デストロイヤーのようでした。(世代がおっさんですいません。笑)

そんなに寒いの? と、お思いかもしれませんが今日のマスク着用はそうではなく、湿った降雪のせい。顔に付着するのを嫌ったようです。ちなみに気温はマイナス5℃。たいして寒くありません。

DHの総合トップは現在、ミヒャエル・ヴァルヒホッファー。2位にはディディエ・デファーゴ、12点の僅差です。151点差をつけられてキューシュは現状10位。

しかし、ダウンヒルはガルミッシュのキャンセル分を含めて残り3戦あるので、まだまだクリスタルトロフィーの行方はわかりません。

その現状トップのヴァルヒホッファー、今日は最下位でした。

私が撮っていたところで飛び出す方向を少し間違え、着地後上体がひけて内倒。ネットまで雪煙をあげて体ごと滑っていき完全にストップ。すぐ立ち上がって滑りだし、周囲を安心させました。

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ここクヴィットフェルも昨年のランツィンガーの事故があるだけに、転倒にはナーバスになってます。

今日は総合タイトルを狙うライヒやコステリッチも出場しましたが、二人ともポイント圏外。この週末はキューシュとスヴィンダルが一気に総合トップに躍り出るチャンスと言えるかもしれません。

でも、私個人的に一番の注目はヘルマン・マイヤー。現在SG総合でトップです。

日曜のレースでスヴィンダルやこのコースを得意とするヘル・ヴェルナーに勝てれば、5年ぶりのクリスタルトロフィーが近づくと思います。

今日へルマンは4位。明日も日曜も楽しみです。