アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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クローウェル2勝目 クヴィットフェルDH

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クラウス・クローウェルがキッツビュールでの初優勝に続き今季2勝目、通算でも2勝目をあげました。

今朝、インスペクション開始と同時に横殴りの雪が降り始め、スタート位置を昨日より下げ、スタート間隔も2分から1分30秒に短縮してレースは強行されました。

「今日のレースはなんとしてもやりたい。」

キューシュやスヴィンダル、ヴァルヒホッファーら得点をかせげる選手をかかえるチームはキャンセルにしてなるものかという気持ちだっだと思います。

ほとんどのチームがキャンセルは望まないなかで、もしかしたらクロアチアだけは中止になってくれないかと願っていたかもしれません。

コステリッチは43位で今日もノーポイント。

しかし、ライヒもコースアウトで仲良くノーポイント。そしてスヴィンダルが14位に沈み総合タイトルの順位は昨日と変わりませんでした。

一番の誤算は地元のスヴィンダルでしょう。これで明日は是が非でも勝利が欲しくなったと思います。

今日の写真はクローウェルずくしで。

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彼の愛息。まだおしゃぶりしてました。奥様はかなりの美人さんです。 

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そんなお父さんの真剣な顔。やっぱり戦う男はこういう顔が似合いますね。

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そして今日でDHの種目別チャンピオンはヴァルヒホッファーかクローウェルのどちらかに決まりました。オーストリアチームはとりあえず「ひと安心」の?雄叫びをあげました。余談ですがいつも一番喜んでいるのは中央一番奥にいるロベルトです(笑)。

今日のポイントはクヴィットフェルの「定番ショット」。

ノルウェーのカメラマン氏は、10年間ずっと同じとこで撮ってるよと笑ってました。ワールドカップの会場のなかでも数すくない、かっこいいジャンプが撮れるポジションです。

私は今回初めてだったので、ちょっとびっくりしました。

写真をご覧になっていただくとわかると思うのですが、ターンの外側でかなり着地に近い位置で撮っています。もしここがキッツビュールやウェンゲンだったらまずこの場所で撮影する許可はおりないでしょう。(基本的に、ダウンヒルではターンの外側はかなり離れた位置でも許可されないことが多い)

ノルウェーだからこそのショットと言えるかもしれません。ここのひとたちは皆やさしくておおらか。それは私だけでなく、オーストリアのカメラマンもそう話していました。

今日はバックに広告バナーが入ってしまうので、少し横に移動してくれないかとフランスのカメラマンが交渉するとすぐ動かしてくれました。ほかの会場だったらまず「ノー!」と言われて終わりなところです。

ほんとに親切でクヴィットフェルが大好きになってしまいました。

明日は地元のスヴィンダルにがんばってもらいましょう!(笑)

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