アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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克己 ウェンゲンSL

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今日はプレッシャーに負けませんでした。

前回のレース、アデルボーデンでも1本目ラップを奪ったプランガーでしたが、ヘルブストに逆転され2位。

しかし今日は1本目ラップのプレッシャーに負けることなく、今度はそのヘルブストを2位に従えて久々の勝利を手にしました。

数年前も1本目ラップを奪いながら2本目で失速してなかなか勝つことができない選手でしたが、キッツビューエルで初優勝を果たし、その直後のシュラトミングでも連勝してトップランカーの仲間入りを果たした栄光の時期がありました。

ここ近年は低迷が続いていたのですが、ヘルブストと共にオーストリアのSLスペシャリストとして再び輝き始めました。

2人はライヒやマットと違い、いわいるスター的存在ではないので、お互いが互いの活躍をうれしく思っていることと思います。(FIS のサイトで動画を見たらゴールで抱き合ってましたね)

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プランガーは誰に聞いてもナイスガイといいます。私も彼とヨーロッパカップでいっしょにゴンドラに乗ったとき、とても礼儀正しかったのをよく覚えています。英語もかなりうまいです。

でもプランガーといえば日本で有名なのはやっぱり派手なインスペクション。 

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今でこそ「無音」ですが、ヨーロッパカップを主戦にしている頃は手の動きといっしょに「擬音」を発していました。しかもかなり大きな声で。FISの新しいサイトでもそれだけを特集してとりあげているくらいです。 

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ロベルトの手荒い祝福に逃げるプランガー

日本チームは昨年に続き惨敗でした。今シーズン、ワールドカップでは全く成績のない明はとうとうWCSL(スターティングリスト)の30位から落ちてしまいました。今後はワールドカップポイントをとらない限り、湯浅や賢太郎と同じFISポイントでゼッケンが決まります。次回キッツビュールは30番台のゼッケンになるでしょう。

このあと日本チームはフランスのヨーロッパカップに出てからキッツビュールに向かうようです。私は今晩はゆっくりして明日、キッツビュールに向かいます。