アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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伏兵あらわる ウェンゲンDH

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ボディ・ミラーのウェンゲンDH3連覇を阻んだのは、地元スイスのディディエ・デファーゴでした。

表彰式ではコーチに両脇から肩車されて雄叫びをあげました。ほんとに、ほんとに本人はとてもうれしそうで、スイスチームあげて心から祝福していました。

苦節13年、デファーゴにとってワールドカップ2勝目、ダウンヒルは初優勝でした。それが地元ウェンゲン、伝統のラウバーホーンレースであり、ワールドカップ最長コースの勝利なのですから喜びもひとしおだったでしょう。

ほんとうにおめでとうございました。

これで、カルロ・ヤンカに続きスイス勢がウェンゲン2連勝。明日は3連勝めざして、ダニエル・アルブレヒトやシルバン・ツルブリッケンらがグランジェとコステリッチの牙城を崩しにかかるでしょう。

さて、明日のスラロームは昨年に続きまた今年も天気が良くないようです。

湿った雪のなか、2本目に誰も残れなかった悪夢が脳裏によみがえります。

ドイツでヨーロッパカップに出場してきた日本チームですが、結果は芳しくなかったようです。明と湯浅は2戦ともコースアウト。賢太郎も1戦目はコースアウトし2戦目は11位でポイントアップにはつなげられませんでした。

結果からみると厳しい状況ではありますが、難易度の高いコースは日本チームの3人が得意とするだけに一発期待したいものです。

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朝、フリースキーをしてからインスペクションにのぞんでいたデファーゴ。このとき数時間後に至福のときが待っていようとは撮っている私も夢にも思わなかった(失礼!)です。