アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ワールドカップ再開

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帰国早々、翌日早朝から日帰りで尾瀬岩鞍スキー場で友人とスキーをしてきました。

平日にもかかわらず駐車場には多くの車。スキー場も修学旅行らしき団体や基礎や競技の大学サークル、一般のお客さんたちでにぎわっていました。

日本のスキー産業低迷の話題は毎冬の風物詩になって久しい感がありますが、いやはや、そんな話を吹き飛ばす勢いの人出でした。一過性でないことを祈ります。

さて、世界選手権という今季のビックイベントは終わりましたが今日土曜日からワールドカップ(男子)が再開されます。

ヴァルディゼールから近い、イタリアのセストリエールでGSとSC。(SCはSGとSL)

FISのHPによると、ボディはいったんアメリカに帰国。セストリエールには出場しないとのことです。「休養が必要」とのことで、もしかしたらクラニスカ・ゴラのときにも帰ってこないのではないかと心配です。

世界選手権期間中に引退を示唆する発言もあり、(まーこれは毎年のことでオオカミ少年化してますが)今後の動向が注目されます。

それでは、世界選手権の雑感を少々。

最初はお約束していたこの方のお名前。

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Peter Lauin(ピーター・ロウイン)さん、通称 Huey(ヒューイ)。

Hueyとは子供の頃からそう呼ばれていたので今でもヒューイだそうです。

我が国にも似たようなかけ声で選手を鼓舞する方がいらっしゃるので、かけ声対決なんかいいかもしれませんね。

浜口さんがワールドカップのスタートで明や湯浅のうしろで例のかけ声を発してくれたら、気持ちも盛り上がると思うのですが。(冗談ではなくかなり本気でやってくれたらなーと思ってます。私個人としては。)

でも、「気合いだーーー!!」って、英語でなんて言うのでしょうね?

説明に困りますよね。英語に限らずドイツ語でも。日本独特の精神的なことばって。

お次はナイスガイ、マンフレッド・プランガー。

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こんな風に彼の顔前にカメラを構える多くのカメラマンひとつひとつのレンズに視線を合わせてくれました。もうサイコーです。(うしろで抱き合っているコーチも最高の背景をつくってくれました。)

そして、今世界選手権で最も印象深かった(私個人の勝手な感想ですが)ジュリアン・リゼルー。

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いつも彼はこんな優しい笑顔です。ほんとに。スキーやレースをほんとに楽しんでいるのではないかと思います。私も彼を見習いたいという気にさせてくれます。

最後はコースアウトした皆川賢太郎

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トリノオリンピックではあと0.03秒で銅メダルを逃し4位。過去の実績は十分ながら今季はザグレブでの23位が唯一のワールドカップ成績で、FISポイントも現在16.20で122位。

なんとかFISポイントを上げなければならないということもあるのでしょうが、賢太郎は来週頭にいったん帰国、志賀高原野沢温泉で行われるFAR EAST CUPのSLに出場することを決めたようです。

FAR EAST CUPの種目別チャンピオンを獲れば、翌季のワールドカップの出場権とヨーロッパカップで30番ゼッケンでの出走が確保できます。

逆に、実績のある賢太郎でさえ、そこまで追い込まれた状況にあると言えるのかもしれません。

平日ではありますが、もし都合のつく方は応援に行かれてはいかがでしょう?

日程は3月4、5日が志賀高原(コースは西舘かジャイアントでしょう)で10日、11日が野沢温泉です。(コースはカンダハーでしょう。11日は全日本選手権です)

国内大会はワールドカップのように、ゴールエリアに何十もの柵があって選手に接近できないなんてことは全くないので、真近で賢太郎を見れるチャンスでもありますよ。

 

追伸:20日のヨーロッパカップSL、賢太郎は3位。少しポイントを上げました。明は26位、湯浅は1本目コースアウトの模様です。