クリスチャン・ゲディーナをはさんで、マルコ・ビュッフェル、ディディエ・キューシュ、ヘルマン・マイヤーが見つめるのは、ゲディーナが活躍していた頃の映像。
12月、イタリア、ヴァル・ガルディナにて行われた、ダウンヒル公開ビブディストリビューションでのひとこまです。
セレモニーを盛り上げるためか、昨季引退した地元のクリスチャン・ゲディーナが活躍当時のスキー、ブーツにレーシングワンピース姿で登場しました。
フィッシャーのRC4にノルディカグランプリ、マーカービンディングの下にはダービーフレックスのプレート、ワンピースはデュビン。
私自身が滑ることに夢中になっていたころのマテリアルたちは、どれも懐かしさを感じさせてくれました。
マルコやキューシュ、ヘルマンはほぼ同じ年代なので、同じ思いを抱きつつ大画面に映し出される当時の映像を見ていたかもしれません。
レース前夜の和やかなひとときでした。
ちなみにゲディーナはこのままの格好で、なんと、翌日のダウンヒルで前走しました。
高速種目のマテリアルは、スラロームほど大きな変化がないということも言えるかもしれませんが、ゲディーナの勇気には恐れ入ったという感じでした。ヴァル・ガルディナのコースは「目をつぶって」でも滑れるくらい熟知しているのは間違いないところですが。
おそらく、15年以上前のマテリアルたちも喜んだことでしょう。
また今年の12月も登場するかな?