スウェーデン、オーレで行われた女子SL第10戦、45番スタートの安藤麻は1本目、トップのシフリンに+2.66秒の17位につけましたが、2本合計で+3.93秒の23位に終わりました。
これで彼女の今季W杯は終了。
SLの今季スタンディングは41位、WCSLは43位で来季のW杯出場権は確保しました。
腰痛と付き合いながらのシーズンでしたが、世界選手権前には毎日打っていた針も必要なくなり、チェコとこのレースでW杯ポイントを獲得、来季に繋げることができたのではないかと思います。
工藤昌巳コーチと共に、ひとまずは2022-23シーズン、お疲れ様でした。
帰国してゆっくり休んで月末の阿寒での全日本選手権に備えてください。
そして、このレースでミカエラ・シフリンがインゲマル・ステンマルクの持つW杯通算86勝の大記録を抜く、87勝目を達成。
ステンマルクの母国であるスウェーデンでその記録を打ち立てるのも、偶然ではなく、スキーの神様の思し召しかもしれません。
今季の女子残りレースは4つ。
シフリンはDHには出場しないと思われますが、今季中に90勝到達、来季中に100勝も見えてきました。
13日に28歳となるミカエラ、どこまでW杯通算勝利数の記録を伸ばすのでしょう。
今やアルペンスキー界の「宝」となった彼女、今後も勝利へのモチベーションを保ち、大きな怪我なく、選手生活を送ってほしいと思います。
また、スロベニアのクラニスカ・ゴラでは男子GS第8戦が行われ、総合優勝を決めたマルコ・オーダーマットが勝利。
58番スタートの加藤聖五、60番スタートの若月隼太は、共に+5.51秒遅れの47位で2本目に進めませんでした。