アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

レト・シュミディガー、FECジャパンシリーズ完全制覇

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20190305230141j:plain

快晴の遠軽、今季のFECジャパンシリーズ最終日、男子SLはレト・シュミディガーが6連勝を飾り、花輪、遠軽と続いた6戦(GS3,SL3)を完全制覇しました。

今季はレビのW杯から参戦、FISレースの優勝はあるものの、ヨーロッパカップとW杯では苦戦を強いられ、韓国のベアーズタウンから参戦したFECも優勝はできずにいました。

それが日本に来てから負けなしの6連勝。

我々日本人にも、そして本人にとっても強く思い出に残る遠征になったのは間違いありません。

今後のW杯での活躍に期待したいと思います。

f:id:shinfotograf:20190305231536j:plain

勝利者インタビューではアルペン大国スイスの代表として、遠軽のコース整備に感謝の言葉を述べていました。

日本人トップは4位の成田秀将。

今日の50ポイントでFEC SLランキングトップのユン・ドンヒュンに15ポイント差に迫りました。

FECのSLタイトルも目前ですが、彼にはもっと上位の成績を望むのは私だけではないでしょう。

漠然とした表現ではありますが、何か突き抜けるものが欲しい、そう思わせる「ヒデ」です。

f:id:shinfotograf:20190305233411j:plain

女子は昨日に続きスウェーデンのミシェル・ケルビンが勝利。昨日、今日とミニマムのFISポイント6点を獲得しました。

おそらく来季はW杯で彼女の滑る姿を見ることができるでしょう。レトと共に応援したくなりますね。

f:id:shinfotograf:20190305234108j:plain

3位は1本目ラップタイムだった安藤麻。

昨日、今日と1本目でラップを取りながら勝ちきれないのは成田秀将同様、もどかしかを感じます。

今週末のチェコでのW杯には参戦しない安藤麻、日本女子のエースとしてもう一段階レベルをあげて、来季はW杯で「20位の壁」を打ち破って欲しいと思います。

f:id:shinfotograf:20190305235001j:plain

湯浅直樹は1本目のコース中盤でポールをまたいでコースアウト。

途中棄権後の止まり方がどこか痛めたのではないかと心配になるような動きでしたが、本人に確認すると「怪我はないし、大丈夫」ということで一安心。

この後は一旦、名古屋の自宅に戻り静養、その後ロシアのFECに向けて再び遠軽で練習を行う予定です。

24、25日のロシア・サハリンスクでのFEC SLまで、湯浅のふくらはぎ肉離れが完治し、良好なパフォーマンスが発揮できることを祈ります。

f:id:shinfotograf:20190306000746j:plain

最後の写真は2本目、急斜面に飛び込んで行く安藤麻。