アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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レト・シュミディガー5連勝 FEC遠軽SL

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1本目は小雪舞うなか行われた遠軽FEC 男女SL、制したのはまたしてもスイスの26歳、レト・シュミディガー。

これでFECジャパンシリーズ5連勝となりました。

まだ公式のFISポイントが発表されていませんが、おそらく6点のミニマムポイントがつき、前述のとおり、彼の目的は完璧に達成されたと言えるでしょう。(追記:やはり今日のポイントは6.00でした)

2位には+1.78秒で成田秀将、3位に+2.14秒で大越龍之介、4位に+2.51秒でイタリアでのジュニア世界選手権帰りの加藤聖五、そして6位に+2.62秒で湯浅直樹でした。

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写真は日本人トップ、イエロービブの成田秀将。

現在、FEC SLポイントトップのユン・ドンヒュンが怪我で戦線離脱中のため、65ポイント差で追う成田は明日にでもSLのトップに立つ可能性が高くなってきました。

成田を40ポイント差で追うのは小山陽平。

一昨日ロシア・クラシアヤルスクで開幕したユニバーシアード開会式で旗手をつとめ、皆川賢太郎団長とともに日本選手団の先頭で入場行進を行いました。

来季のW杯SLの出場権争いはこの2人の戦いとなるでしょう。FEC SLは明日を含めてあと3戦です。

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左ふくらはぎを痛めてからの復帰第2戦目となる湯浅直樹は、今日も満足のいく滑りができず、彼としては6位という平凡な成績に終わりました。

ふくらはぎは、完治するといわれている期間を経過しておらず、無理を承知での出場です。今は我慢に我慢を重ねるときでしょう。

今月末のロシアでのFECに照準を合わせて無理をせず調整していって欲しいと思います。

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女子の優勝はスウェーデンの20歳ミシェル・ケルビン。

W杯出場経験はない彼女、FISのサイトによると、自身初のコンチネンタルカップ優勝です。これを踏み台に、来季のW杯女子SLで彼女の名前がスタートリストに載るかどうか、明日のレースもさらに重要になってきました。

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1本目、ラップは安藤麻。

日本のエースがミシェルに+0.77秒つける圧倒的な滑りをみせてくれましたが、2本目の終盤、勝利目前でポールをまたいでコースアウト。

ゴールエリア外では感情を露わにして悔しがっていました。

明日もう一度、悔しさを晴らすチャンスがありますので、彼女には期待したいと思います。

明日は晴れ予報の遠軽。日本人の優勝を望みます!