アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マティアス・マイヤーがラップ キッツビュール滑降トレーニングラン

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昨日は朝10時にラウターブルネンの定宿をあとにして、一路、キッツビュールへ向かいました。

途中、インスブルックに立ち寄ってT-Mobile AustriaのSIMカードを買って、夕方5時前にはプレスセンターに到着。毎年顔を合わせるプレス受付のおばちゃんに挨拶して首から下げるものなど手に入れた後は、これまた定宿のペンションにチェックインしました。

今朝は快晴のキッツビュール、シュトライフの滑降トレーニングラン1回目が行われました。

ラップをとったのはマティアス・マイヤー。

平昌オリンピックSGとソチオリンピックDHの金メダルを持つ彼ですが、W杯は未だ5勝にとどまっています。

一昨年のSGでは勝っていますが、

www.alpineskiphotography.com

今年は地元オーストリアの伝統のハーネンカムダウンヒルでぜひ勝ちたいところでしょう。

そして3位にはダニエル・ダンケルマイヤー。昨日のここ、キッツビュールでのヨーロッパカップDHの勝者です。(コースはマウスファーレの上からスタートし、オーバーハウスベルグカンテがゴールの、W杯より短いコース)

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2018年1月ガルミッシュ滑降18位がW杯の最高成績の彼ですが、16,17日とウェンゲンの滑降トレーニングランで23位、24位。本番には出場せずに、1日はさんで19日にはキッツビュールEC滑降トレーニングランで1位、20日も1位、そして21日に本番で優勝。

そして休みなく今日22日、W杯トレーニングランで3位ですから、とってもタフな25歳は、今年のコースを知り尽くしていて好調の波に乗っていると言えるでしょう。

毎年、派手な転倒で、ヘリコプターに吊られて病院へという選手が出るのですが、今日は平穏無事でした。明日もトレーニングランが行われますと言いたいところですが、昨日の時点で明日は「お休み」と決まっていました。

(追記:ケティル・ヤンスルはマウスファーレを飛んだ後の左ターンで左手を雪面にあて、腕を負傷した模様で病院に行っているとの報です。ゴールまでは自力で滑って行ったので特に怪我はないと思っていました)

2回目のトレーニングランは明後日木曜日に行われます。

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最後の写真は今朝のインスペクション、アレキサンダー・オーモット・キルデ。眼下には低く雲海が立ち込めていました。