アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ペーター・フィルがラップ W-CUP最終戦サンモリッツ

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曇天下、ときおり強風がふきつけるなか、男女の滑降トレーニングランが行われました。

(写真は青空ですが、こちらの方向だけ「晴天」でした)

男子ラップは種目別トップのペーター・フィル。(スビンダルも同ポイントで現在トップ)

2位にベアト・フォイツ、3位にはクリストフ・インネルホッファーでした。

トップのペーター・フィルをわずか4ポイント差で追いかけるドミニク・パリスはコース前半の大きなバンクの箇所で転倒。左臀部をアイシングしながらコースを後にしました。

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撮影はGiovanniです。

明日、フィルとパリスのアッズーリ同志の戦いはもちろん勝ったほうが初の種目別チャンピオンとなりますが、パリスの痛みの程度が心配です。

ぜひ、「僚友の熱闘」が見れることを祈りたいと思います。

女子のトップはララ・グートですが、リザルトは2位のティナ・ワイラーター、3位のローレン・ロスまでトップの3人はみな旗門不通過でした。

女子滑降はすでにリンゼイ・ボンに種目別女王は決まっていることは前述しましたが、明日、地元のララが勝てば種目別2位までランクアップする可能性もあります。

地元のゴールを沸かせてほしいですね。

トレーニングランのあとに行われたロンジン・フューチャー・スキー・チャンピオンGSには菅平中3年の小山慧くんが2番ビブで出場しました。 

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コースは滑降コースのとなりの中斜面主体のレイアウトでゴールはご覧のようにワールドカップと同一で行われました。

私が撮影していた箇所では、「さすが全中2冠王」と思わせる切れのある滑りをみせてくれたように感じました。

残念ながらゴール目前の右ターンでスキーが大きく跳ね上がり、最終旗門に入りきれずにゴール。

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ゴール後の彼と少し話しができましたが、自分では納得した滑りではなかったようで、悔しそうに他の選手の滑りを見ていました。

「またこのような大会で会いましょう。おそらく5年後くらいには会えそうだね」と勝手に近い将来にワールドカップで会うことを私が決めて?小山くんとは別れました。

それくらい、将来が楽しみな滑りを見せてくれました。

小山くんにはぜひ、この大会に出た各国の選手たちと交流を深めて、将来ともにワールドカップで戦うような選手になって欲しいと思います。

明日は男女滑降です!