アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャーGS種目別優勝 W-CUPクラニスカゴラ

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マルセル・ヒルシャーが12月のアルタバディア以来,久々のGS勝利をあげ、最終戦を残して、2015-16シーズンのGS種目別優勝を決めました。

今朝7時、はらはらと舞い始めた小粒の雪は、結局レースが終わるまで降り続けました。

しかし、ポール脇はしっかり硬くパックされた下地が露出され、昨日よりは好条件の雪面状況でした。

今日のレースは1本目、2本目(スタート位置を下げた短縮コース)ともにラップタイムを奪ったマルセル・ヒルシャーの完勝。

昨日までの4戦はパンテュローの強さが際立っていましたが、シーズンの勝負を決める場面でマルセルがその力を存分に見せつけた形となりました。

10月末のセルデン開幕戦GSから半年にわたる戦いを怪我なく安定した成績で、しかも常に表彰台にからむレベルのパフォーマンスを発揮し、それを継続していき、

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どのレースで勝負をかけ、どこで余裕をもった戦いをすればシーズン最後、今月の3週目にクリスタルトロフィーを手にできるか、自身のこれまでの経験から熟知しているかのような王者。

他の選手とは次元の異なる世界で戦っているように思えます。

明日はSL。

そのマルセルの種目別Vを阻むべく、クリストッファーセンが王者の前に立ちはだかり、明日、自身初の種目別優勝を決めるか? 

 ヒルシャーが優勝したとしても、クリストッファーセン2位で最終戦を前にその栄冠を手にすることになります。

そして湯浅直樹にとっては明日がシーズン最後のワールドカップとなるでしょう、なんとか明日はキラリと光る滑りをみせて欲しいと思います。 

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冒頭の咆哮と最後のニッコリ微笑む写真はマルコ・トラバッティさん撮影です