ヘンリック・クリストッファーセンがアデルボーデン、ウェンゲン、キッツビュール、そして今日のシュラトミングも勝ち、4連勝。破竹の快進撃です。
写真はピエール・マルコ・タッカさん撮影です。
13年連続でシュラトミングに通っていますが、今日は今までにない高温下でのレースとなりました。しっかりとインジェクションは入っていましたが、それも役に立たない暖かさで、相当荒れるレース展開が予想されました。
そのせいもあるのか、1本目は1番スタートのフェリックス・ノイロイターが2位ステファノ・グロスに0.53秒、3位クリストッファーセンに1.10秒もの差をつけトップに立ちました。
今や「クリストッファーセンの対抗馬」という位置付けまで「格落ち」してしまった4番スタートのマルセル・ヒルシャーはどうしたことか、2.59秒も遅れ、22位に甘んじました。
私の近くにいたコース係の人は、マルセルは夜、目が見にくくなるんじゃないかと言っていましたが、おなじみGiovanniの写真を見ると、原因がわかりました。
完全にゴーグルが曇ってしまっています。
初歩的なミスと言えばそれまでですが、アルペン王国オーストリアのトップ選手でもこのようなことがあるのですね。
撮影位置から見えた大画面で見ていて、スタート直前までゴーグルをかけなかったのでおかしいなとは思っていたのですが。
湯浅直樹は33番スタートから2.99秒差の27位に入り、今季初めて2本目に進出。2本合計で2.58秒遅れの20位で今季初のポイント11を獲りました。
本人談としては「シュラトミングでは最低限の成績」「苗場の前、あと2週間の国内合宿でいい精神状態で臨めるようにしたい」とのことでした。
湯浅は「一度も行ったことのない」苗場のレースコースでの練習で、復活のきっかけをぜひつかんでほしいと思います。
タイム差からみると、楽勝かと思われたノイロイターでしたが、ゴールが見えるところまできてコースアウト。
その瞬間、クリストッファーセンの4連勝と2本目で強烈な追い上げをみせたヒルシャーの2位、そして昨年ここで初優勝を遂げたコロシロフの3位が決まりました。
今年もシュラトミングはドラマティックでした。
表彰の写真はピエール・マルコ・タッカさん撮影で、クリストッファーセンがナンパしているのは、コロシロフの娘さんです。笑
私は明日、湯浅らと同様、帰路につきます。
彼の成績のこともありますが、今月は少し疲れました。ちょっと東京で休みます。それでは、またチョンソンから!