2011ガルミッシュ・パルテンキルヘン世界選手権の開幕です。
今日は18時から開会式。その前の15時にはプレスセンター内で、コース内に入るために必要なビブの配布とカメラマンのミーティングがあります。(これはほんとに重要です笑)。
冒頭の写真はFISのドン、ジャン・フランコ・カスパー会長にメダルを持たせての記念撮影。
こちらのカメラマンはこういう写真が大好きです。私はどちらかと言うとどうでもいいんですが(笑)。会長つかまえてどうでもいいは失礼か。すいません。
数枚撮ればいいものを、デジタルだからすぐ確認できるのに、ババババと撮りまくってます。
戦場カメラマンの渡部陽一さんよりもっと有名な宮嶋茂樹さんはその昔、現役時代の江夏豊のインタビューでバチバチ撮っていたら、
「プロなら一発で決めんかい!」とすごまれたそうです。
思わず私もさっき、言ってしまおうかと思いました(笑)。
でも、見慣れないカメラマンが多かったので、(ふだんのワールドカップに来ていない人たち)やめときました。冗談通じなさそうだし(笑)。
そういう私はなにを隠そう、イビッツァを止めた男として後世に残るでしょう。(そんなわけないでしょ!これも冗談。笑)
その話は先月のシュラトミングまでさかのぼります。
2本目のインスペクションを撮影していると、視界の端っこで急ブレーキをかける人が。
誰かと思ってファインダーから目をはなしてみると、そこにはこちらに気をつかってカメラの前を横切るのを止めたヤニッツァ・コステリッチが。そう、コステリッチといってもヤニッツァを止めました(笑)。
そして私と目があって、私が「どうぞ」と手を差し出すと微笑んで私の前を通り過ぎていきました。
ゴルゴ13が背後に立つものを許さないのと同様、カメラマンという人種は自分の前に立つ者を許しません(笑)。
無断でカメラの前を横切ろうものなら内心「このー!」と思ってます。間違いなく。(笑)
ヤニッツァは私をカメラマンとして認識してくれて、ほんとに女性らしい心遣いができるんだなーと感心されたかもしれませんが、
そうでもないです。(笑)
なぜなら、そのとき私がカメラを向けていた先には「お兄様」イビッツァがいたのです。
彼女の心遣いはお兄様に向けたものが大部分だったのですよ。
「ア、お兄様が撮られているわ。止まらなきゃ」ですよ、多分(笑)。
オチとしては面白くなかったですかね?(笑)下の写真がそのときのものです。
さあ、そのイビッツァ、おそらく全種目のメダル獲得を狙っているのではないかと思います。彼がいったいいくつのメダルを獲るか、注目です。
明日、最初の競技は女子SGです!