アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

ヒルシャーSL初優勝 湯浅21位 W-CUP バルディゼールSL

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20181206143150j:plain

快晴のバルディゼール、マルセル・ヒルシャーがスラローム初優勝をとげました。

昨年はGSで、ここバルディゼールで自身ワールドカップ初優勝をとげ、昨日も失敗しながら6位。そして今日の優勝と、コースとの相性バッチリという感じですね。

そしてとりあげずにいられないのは、地元フランスのスティーブ・ミシリエが自身最高位の3位となり会場は大盛り上がり。

1本目25位で2本目6番スタートのミシリエは、1本目4位のヒルシャーがゴールするまでずーーーーーっとトップボードの前に立ち続け、ゴール付近はフランス国旗が乱舞され、降りてくる選手が続々と失敗するたびに大歓声でした。

f:id:shinfotograf:20181206143224j:plain

表彰式でもはにかんだ表情のまま、かわいらしくポーズをきめてくれました。おめでとう!ですね。

今日は地元期待のリゼルーとグランジェが珍しく2人揃って1本目で姿を消したレース。表彰式の最後には会場の雰囲気を救った地元のヒーローに、フランスの記者たちも群がってました。

1本目24位につけた湯浅直樹は、2本目に内倒しかかり、いったん登ってスイッチバック。コース終盤でも大きく失速したもののなんとかゴール。

ワールドカップポイントはつかないかなとあきらめていましたが、プレスセンターに戻ってリザルトを見るとしっかり21位で10ポイント獲得していました。

f:id:shinfotograf:20181206143307j:plain

「プロは結果が全て」だとしたら、これも結果。本人はもちろん納得していないでしょうが、あきらめずにゴールしたことで1本目より順位をあげてワールドカップポイントを獲得したことは、プロとして仕事をしたと言ってもいいのではないかと思います。

写真は2本目のゴールで天を仰ぐ湯浅直樹。 

f:id:shinfotograf:20181206143340j:plain

そして今日は相当悔しい思いをしているであろう1本目片足通過反則の明。途中計時はよかったと聞きました。次のレースも大いに期待できると思います。

このあと2人はイタリアのヨーロッパカップSLに出場予定です。

私はこのあとジュネーブまで移動。「戦友」と今日の戦いを振り返って今晩はゆっくりしたいと思います。では、あばー!(笑)