アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マリオ・マット久々の勝利 W-CUPバルディゼールSL

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マリオ・マットが2011年3月のクラニスカ・ゴラ以来、久々の勝利。ワールドカップ通算15勝目をあげました。

快晴のバルディゼール、昨日に続き「氷結急斜面」での戦いは、またもや波乱。

SLで圧倒的な強さをみせていた昨日の勝者、マルセル・ヒルシャーがコース中盤過ぎでポールに入れず登りかえし大きくタイムロス。完走者中、最下位で2本目進出ならず1本目で姿を消しました。

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写真は1本目のインスペクション、マルセル・ヒルシャー。

圧倒的な強さをみせていた、テッド・リゲティとマルセル・ヒルシャーが昨日、今日と、共に得意とするレースの1本目で姿を消すということは、このバルディゼールのコース、「ベルバルデ」の極端な難しさを象徴していると言えるでしょう。

今日もコース内はカリカリ、キンキン! だったので、コース前半でスキーをあきらめアイゼン装着で撮影ポジションを決めました。ひゃー、怖かった。笑

初戦レビで1本目30位でギリギリ2本目進出し19位となった湯浅直樹でしたが、今回2戦目もドキドキ、ハラハラの「湯浅劇場」が再び開演。 

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またもや30位で2本目に進んだ湯浅はおなじみ?の2本目ラップの快走をみせ、16位までジャンプアップ。開幕から2戦連続でポイントをゲットし、ワールドカップSLスターティングも19位を確保しました。

開幕から2戦の成績としては自身、過去にない順調なステップアップをしていると思います。

練習では好調で、2本揃えば表彰台は間違いないくらいだそうですので、年明けからは一桁順位に入る滑りを1本目から見せてほしいと思います。

湯浅は明日、飛行機に乗っていったん帰国、年末に再渡欧します。

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明は35位、賢太郎はコースアウトで2本目に進めず。

明はこのあと、ヨーロッパカップとイタリアの招待レースに出場します。

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賢太郎はいったん帰国し、年明けのザグレブにあわせて年末にまた渡欧するとのことでした。

今日はサンモリッツ女子ワールドカップGSも開催され、長谷川絵美が出場しましたが、惜しくも32位で2本目進出を逃しました。優勝はフランスのテッサ・ウオーリーでした。

私は今晩はバルディゼールに一泊し明日移動。女子ワールドカップSLが、17日火曜に開催されるおとなり?の山、クーシュベルに移動します。