4月1日。東京は寒さもやわらぎ、そろそろ本格的な春の到来。かな?(笑。ここのところ、この時期としてはかなり寒かったですからね)
ちまたの話題は「ワールドカップ」といえば南アフリカですが、この時期に私にとってはうれしい記事もあります。
今シーズン、私の戦友としてこのブログに登場していただき、キッツビュール後の湯浅のコメントもプレゼントしてくれた共同通信の戸部丈嗣氏の記事です。(写真もすばらしい! 「ウェンゲンの星空」の共同通信 村上憲一氏撮影です)
http://www.47news.jp/topics/sportscolumn/2010/03/post_154.php
ぜひご一読を。
彼は青春時代(これって死語に近いな・・・笑)、プロのスノーボーダーとして身をたてることも考えるくらい、日本の雪山にこもった生活をしていた経験があります。
そんなことも彼と私のウマがあった要素のひとつかもしれません。
彼のベースはローマ。現在の主な仕事はヨーロッパサッカーとアルペンスキーの日本への記事配信で、もう今の時期は「サッカー一色」でヨーロッパ各地を動き回っているそうです。
「共同通信」と言ってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
たまにアルペンスキー某掲示板などに「どこどこのスポーツ新聞の記事が」などと言う記述がありますが、それはそこの新聞の記者が書いたものではありません。
ウィキペディアでお調べいただくのが早いのですが、朝日、読売以外の日本の新聞に掲載されているアルペンスキーの記事はすべて彼が書いています(本日より毎日新聞も共同通信加盟社)。もちろん、契約社である朝日、読売に掲載されることもよくあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E9%80%9A%E4%BF%A1%E7%A4%BE
アルペンスキーに限らず、ヨーロッパの現場に記者が来ていない日本のあらゆる地方新聞やスポーツ新聞、日経や産経の記事には、共同通信の記者が書いたものが載ることになります。
記事の先頭付近や末尾に(共同)とあるのは、共同通信の記者が書いたもので、ウィキペディア内にも説明がありますが、その「署名」がない場合もあります。
現実的にというか、常識的に世界中すべてのニュースを1社の記者だけでカバーするのは不可能なので、仕事分担としても、共同通信が日本のニュース配信において大きな責任を背負っていると言えます。(世界3大通信社はロイター、AP、AFP)
残念ながら現状では日本のトップ新聞である、朝日と読売も「4年に1回の人たち」の部類で、来年のガルミッシュ世界選手権に記者を派遣してくるかは定かではありません。(なーんて、この時期から「ちくり」と言ってみたりして。きてねー!!笑)
ま、もし来なかったときの彼らのいいわけは「共同さんにお任せ」ですから。(さらにちくり。笑)
さて、記事中にもあるバンクーバーオリンピック、アルペンスキーの男子出場枠はウェンゲン終了後の2人から1月29日に4人に増枠されたものの、SAJは追加をしなかったという件。
それに対する記事中の湯浅のコメントはとても彼らしいと思います。
しかし、結果として彼にこんな思いをさせてしまったSAJの説明責任は、重大なのは間違いないと私は思います。
記事中の児玉ヘッドコーチのコメントにもあるように、成績はもちろんわかりませんが、少なくとも湯浅が出ていれば明よりも前の出走だっただけに、なんとか今回の「大失敗」を反省し、来季以降の日本チームの体制を含めて、選手が思いっきりレースに打ち込めるような環境を望みます。