先週末のビーバークリークではカルロ・ヤンカがSC、DH、GSで怒濤の3連勝をとげ、ヘルマン・マイヤー引退後のアルペンスキー界に新たなるカリスマヒーローの誕生を思わせてくれましたが、今日、残念なニュースがとびこんできました。
昨季のSLチャンピオン、ジャン・バティス・グランジェが右膝靭帯断裂で手術を受け、海外サイトのニュースを見ると本人曰く、トップシーンに戻るには2〜3シーズンかかるかもしれないと語っているそうです。
ビーバークリークのGSでの怪我との報道ですが、ビデオを見直すと確かに1本目のゴール後に右膝をおさえる仕草をしていました。右足荷重の左ターンもいくつかのターンでしっかりグリップせず、ゆらゆらと膝がゆれているようにもみうけられました。当然、2本目は出走しませんでした。
トップ選手の怪我での離脱は本当に残念です。
今季序盤のレース中の怪我での戦線離脱は過去に例をみないほど多いのではないかと思います。
わかっているだけでも、グランジェ、トーマス・ファナラ、ピエール・エマニュエル・ダルサン、ジョン・クチェラ、T.J ラニング、サンドラ・ジニ、ニコル・ホスプ。
それに加え、デニス・カーボンやララ・グッドも怪我をしています。
ビーバークリークのGSでは、程度は不明ですがマンフレッド・メルグもポールに左腕をひっかけて転倒し、かなり痛がっていましたし、知人からの情報ではラース・エルトン・ミューレもDHトレーニングランで転倒し膝を痛めているそうです。(SCは出場し9位に入っていますので大丈夫かとは思いますが)
イビッツァ・コステリッチも背中を痛めて帰国しているそうで、多くのケガ人を含め、みなの早期の回復を祈るばかりです。
また、これ以上のケガ人がでませんように。