アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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低速なトレーニングラン ヴァルディゼール世界選手権

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今朝のヴァル・ディゼールは朝焼けがきれいでした。

しかし、8時半のインスペクションが始まるころになると雲が多くなり、次第に光をさえぎり空は真っ白になってしまいました。

11時のスタートのころには強風も吹き始め開始も危ぶまれましたが、結局なんとか1回目のトレーニングランは無事行われました。

ラップはクリストフ・グルーバーですが、今日のタイムは全く参考になりません。

全選手、ガルミッシュ同様初めてのDHコースということと、強風、スタート付近は小雪という状況でゴール前のジャンプ手前でスピードダウンを課せられました。

ダニエル・アルブレヒトやスコット・マッカートニー、ランツィンガーの事故が大会運営側をナーバスにさせていることは否めないでしょう。

確かに、ゴール前のジャンプは傾斜が急なため、飛び出した直後よりも踏切後1秒くらいが最も雪面からの距離が高くなり、体が後ろにひける確率が高いといえると思います。

よって、今日の写真はスピードダウン直後の「だらだら」ジャンプを横からです。

75番スタートのヒルシャーが滑り終わってすぐゴールまでおりていきました。

 以前から気がついてはいたのですが、オーストリアチームはワンピと全く同デザインの「二の腕パット」をしています。

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くるっと腕に巻くようになっていて、フィット感もよさそうです。写真は2つをまとめておいたところ。 

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ヒルシャーは背中にはスライテックの脊椎パッドを入れていました。

スーパーコンビに出場する選手もDHトレーニングランは1回は出ないといけないので大変です。

スーパーコンビのスタートは「本ちゃん」のDHよりはスタート位置が下がるので、自信のない選手はスタートバーを切ってすぐやめるか、クローチを組まずにスタンドで滑っていくスラローマーなどもいるくらいです。

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ゴールではロベルトがサポーター役です。

昨日の女子DHトレーニングランでマリア・リシュが転倒。ケガが心配されましたが今日のトレーニングランには元気に出場したようです。よかったよかった。

明日は女子のスーパーコンビです。