アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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真摯な姿勢

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6日に帰国しましたが、そのまま軽井沢プリンススキー場に行き、東京都百貨店対抗戦の撮影をしてきました。

その日は「奇跡的コース状況」とポールセッターが言うほど、気温が下がって良いコンディションで大会ができ、私も前職の旧交を温めることができました。

帰国後早々にいい時間を過ごすことができ、幸せでした。

さて、前述の壊れたパソコンを修理に出したら、保証期間外のため88,000円の修理代がかかるとの見積もり。

返事を保留して1時間考えた挙句、出た結論は「新製品を買う」。

某サイトで「ポチッ」。

電話で確認したら、「明日お届けいたします」との返事。楽しみです。新しいパソコン・・・。

さて、W-CUPも佳境です。

総合優勝争いはベンヤミン・ライヒがトップに立ち、残りクヴィットフェルとレンツァハイデの2会場。

おそらく最後の18日のスラロームまで熾烈な争いが見られるでしょう。

ラニスカ・ゴラではGSで優勝、SLで2位と充実ぶりを見せたライヒ

GS1本目のインスペクション後、レースコースの半分もない距離でしたが

彼は、私が見ていた限りでも6本ものフリースキーをこなしてからスタートに向かっていきました。

各選手が2,3本で終わらせるなか、彼の姿から

「勝利に向かって真摯に、確実にやれることをやる」

という気持ちを感じとることができました。

結果は前述のとおり。

私自身も勉強になるライヒの姿勢でした。

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また、最近気がついたのですが、ライヒは公開ドロー(スラローム前夜のスタート順抽選)などでファンと接するとき、「マイ マジック」を持参しています。

ファンからサインをねだられると、ウエアの胸ポケットからマジックを取り出し、それで続々にファンの差し出すものにサインをしていくのです。

当然、ファンの差し出すペンをいちいちやりとりする手間が省け、より多くのファンにサインを届けられるというわけです。

それは、もしかしたら彼自身のアイデアではないかもしれません。

でも、アルペンスキーの盟主であるオーストリーのトップ選手としての立ち居振る舞いは「完璧」といっても過言ではないでしょう。

そんな彼が、昨シーズンに引き続き総合優勝のタイトルを手にするか?18日まで、注目してください。