アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ツェルマット・チェルビニア滑降トレーニングラン

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快晴のツェルマット・チェルビニア、滑降のトレーニングラン1回目が行われました。

リザルトのトップタイムは冒頭の写真、オーストリアのオットマー・ステュリディンガー。

2分5秒93でしたが、どこかの旗門を抜かしてきたようで不通過表示が出て、実際には3位のスイス、ニルス・ヒンターマンがトップで2分6秒30でした。

オットマー・ステュリディンガーの後方がチェルビニア峰、つまりマッターホルン峰のイタリア側です。

今回が「スピードオープニング」としてW杯初開催のツェルマット・チェルビニア、コース名「グラン・ベッカ」は男子のスタート標高3720m、全長3810mのコースです。

富士山の9合目3460mより高い位置からスタートし、キッツビュールの3312m、バルガルディナの3446mより長い距離の滑降で、その標高の高さからも、選手にも「きつい」部類の滑降といえるでしょう。

トレーニングランが途中で止まるようなクラッシュもなく、「つつがなく」、1回目のトレーニングランは無事終了。

昨年は雪不足で開催を断念せざるを得なかっただけに、今日という日は、記念すべき一日、ツェルマット・チェルビニア大会関係者にとって、ほっと胸を撫で下ろすトレーニングランだったことでしょう。

しかし、残念ながら、明日からは天候が下り坂の予報です。

毎日、コロコロと予報が変わるので、まだわかりませんが、レース本番の土曜も日曜も曇りや降雪予報で心配です。

上の写真はインスペクションを行うマルコ・オーダーマット。

くどいようですが、後方がチェルビニア峰、マッターホルン峰のイタリア側です。

恥ずかしながら、昨年ここに来るまで、マッターホルンは単独峰だと思いこんでいたのですが、さにあらず。山の連なりの端っこだったのでした。

明日はトレーニングラン2回目です!