アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヘンリック・クリストッファーセン連勝 ウェンゲンSL

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 ヘンリック・クリストッファーセンが今季4勝目、先週から連勝、ウェンゲンSLも2年連続の優勝を飾りました。

 1本目は小雪舞いましたが、時折わずかに青空も臨めた曇天下、強烈な氷のバーンでSL第6戦は行われました。

 1本目でラップを奪ったクリストッファーセンがそのまま逃げ切りアデルボーデンに続き連勝。

 昨季もこの後、キッツビュール、シュラトミングと怒涛の1月4連勝を成し遂げ、自身初のSL種目別優勝をさらったのでした。

 今年もこの勢いのまま行くのか、誰がクリストッファーセンを止めるのか、SL戦線の焦点はその一点と言わざるを得ないでしょう。

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 対抗馬の筆頭、マルセル・ヒルシャーは今日もしっかり表彰台をキープしSL種目別でも20ポイント差でヘンリックをピッタリと追走、総合では2位ヘンリックに181ポイント差をつけてトップです。

 湯浅直樹は1本目1.12秒遅れの15位につけましたが、2本目の前半で転倒コースアウト。

 転倒直前の中間計時はわずかにリードしており、結果的にそのままゴールしていれば一桁順位前半も望めただけに、残念の一言では終わらない悔しさを残しました。 

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 ウェンゲンは鬼門と言ってもいいかもしれません。

 この借りは来年、またここで返してもらうしかありませんね。

 成田秀将は1本目のコース終盤でコースアウト。

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 第3中間計時では37位のタイムで自身初のW杯2本目進出の可能性があっただけに、悔やまれる失敗となりました。

 次戦キッツビュールは河野恭介なのか、成田秀将なのか、国枠で出場する選手は未だ流動的ですが、来週も氷のバーンでチャンスはあると思いますので、多彩な斜面変化に対応して難コースを攻略して欲しいところです。 

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 本当に悔しい一日でした。上の写真は2本目のゴールに降りてきた湯浅直樹

 今晩はラウターブルネンに泊まり、気を静めて、しっかりと寝て、明日朝、キッツビュールに移動いたします。