アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヘンリック・クリストッファーセン再び 湯浅直樹7位 シュラトミング

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 ヘンリック・クリストッファーセンが、一昨日、2本目に神がかった滑りを見せたヒルシャーの猛追をかわし、今季5勝目をあげました。

 今年で20年目を迎えた「The Night Race」シュラトミング、毎年雪降りになることが多いのですが、今年は珍しく晴天で冷え込みました。

 1本目、一昨日のコースアウトの借りを返すような滑りでクリストッファーセンがヒルシャーに0.52秒の大差をつけてトップに立ち、3位には1.06秒遅れでホロシロフ、4位にステファノ・グロス、5位に一昨日2位のデーブ・ライディングと今季好調どころが並びました。

 湯浅直樹は今季最小のビブナンバー23から1.42秒差の9位につけ、66番スタートの成田秀将はゴール目前でコースアウトしました。

 2本目、湯浅は急斜面の入り口で減速するミスがありながら、ゴール時点で2位。最終的には今季最高位の7位で区切りのレースを終えました。

 ワールカップの中で最も得意とするコースだけに、もう少し上に行けたとでも言うように「悔しいですね」と話してくれましたが、多くのファンの皆様にはまた大きなプレゼントになったのではないでしょうか。

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 写真は2本目のゴールで大観衆に手を振る湯浅。

 今日の7位、36ポイントでスターティングリストは17位にジャンプアップ。(今季スタンディングは14位)

 「次戦」となる世界選手権は第一シード直後の16番スタート、アンドレ・ミューラーの腰の状態如何では第一シード入りもありえます。来月19日のサンモリッツ世界選手権男子SLが楽しみですね。

 湯浅は明日帰国し、休養して英気を養い、世界選手権に備えます。

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 怒涛の1月のSL5戦が終わりました。

 ウェンゲンで2本目コースアウトはしましたが、安定感の増した今季の湯浅直樹、シーズン始めに期待した以上の滑りをここまで見せてくれています。

 世界選手権では一発、表彰台を狙っていい滑りを期待したいですね!

 それでは、私も明日の飛行機で一旦帰国して、世界選手権に備えます。 

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 最後の写真はヘンリックに僅差でかわされ、珍しく天を仰いだマルセル。