アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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パトリック・クン ラウバーホーンレーネン初制覇 W-CUPウェンゲン

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30歳の誕生日を一週間前に迎えたばかりのパトリック・クンがウェンゲンDH初優勝。今季ワールドカップ通算2勝目をあげました。

地元の伝統あるラウバーホーンレーネンでの勝利は格別なことでしょう。おめでとうございます!

今日は朝から雲が出て、スタートからフントショフまでは時折、突風が吹き抜けていました。

その風はお昼近くなっても止まず、スタート地点をフントショフの下、ミンチカンテまで下ろしてショートダウンヒルとしてラウバーホーンレーネンは行われました。

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写真は急いでスタート台をつくるの図。FISのレフェリー自ら斧をふるってます。

今日は撮影ポジションをフントショフと決めていたので、「あらあら、フントショフの下がスタートって、それは困ったー」と思ったのですが、「もし下がったらスタート撮ろう」とも決めていたので、迷わずスタートを撮影。(冒頭の写真)

ふだんは決して撮れない写真になりました。もしかしたら、これが最後の「ミンチカンテスタート」になるかもしれず、貴重?な写真でしょうかね。

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上の写真はアレッサンドロ撮影、「シルバーホーンジャンプ」を飛行するクン。

今日は、あらかじめ用意していた「フントショフ撮影用」のリモートカメラも導入。こんな感じで設置して、遠隔操作で撮影します。

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その写真がこちら。私はめったにリモートカメラは使わないのですが、これも写真バリエーションのため。オリンピックやサッカーではあたり前のように使われていますので私も一応?笑

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さて、明日はSL。暖かいままのようですので、先週に続き雪面はすぐ割れてコースは荒れるでしょう。

水曜日の朝からFISの技術系責任者であるハンス・ピーレンが指揮をとってコースつくりをしてきましたが、その努力も報われそうもありません。実際、金曜朝のSCSLは5,6人滑ったあたりからもうすでにコースは荒れ始めてしまいました。

湯浅にはしっかりと成績を残して次のキッツビュールで第一シード復帰を果たし、「狂乱の夜」のドローに登場して欲しいですし、明にはオリンピック選考最後のレースで2本目に残って成績を出して欲しいと思います。

明日は賢太郎も出場。8位以内は不可能とも言える状況ですが、彼自身の最高位である4位をとったウェンゲンで、彼らしい滑りをみせて欲しいと思います。 

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最後の写真はゴールで万歳のパトリック・クン。ジオ撮影です。