アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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スビンダル、ウェンゲン滑降初制覇 W-CUP

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アクセル・ルンド・スビンダルがラウバーホーンレーネンDHを初制覇し、今季6勝目をあげました。

朝から粒の大きな雪が降り続き、7時過ぎにはまだ行われていなかったコース上部のトレーニングランは中止が決定。

この時点でスタート位置はアルペンコンバインドの位置になり、短縮コースでのレースとなりました。

しかし、天気予報は一日中降雪で、今年の滑降は中止もやむなしかと思われました。

それでも毎日降雪のあるなか、懸命にコースつくりをした地元の願いが通じたのか、レース開始1時間前には厚い雲のあいだから奇跡的にも晴れ間も覗き、レースは予定通り12時30分に無事スタート。

途中、濃霧で2度中断したものの、午後3時にはレース終了。標高が高いせいもあるのか、今日は少し疲れました。

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上の写真はマルコ・トラバッティさん撮影のフントショフのジャンプ。

スビンダルはゴール時点でそれまでトップのクラウス・クローウェルに1.52秒もの大差をつけ勝利を決定づけました。

その後、ハンネス・ライヘルトが僅差の0.19秒差の2位に肉薄するものの、スビンダルの強さが際立ったレースとなりました。 

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両脇にウェンゲン滑降優勝経験者2人を従えて、スビンダルは見事な初優勝。撮影はアレッサンドロ・トラバッティさんです。

これでアクセルは総合優勝争いのトップに立ちました。

明日にはヒルシャーが抜き返すことになるかもしれませんが、後輩のクリストッファーセンがその前に立ちはだかるかもしれません。

SLは従来の難コースではなく、滑降コースの下部を使って行われます。スタートから中緩斜面の連続で、大きなねじれなどない素直な斜面構成が続き、ゴール前に短い急斜面、そしてゴール直前がまた緩斜面となっています。

明日は湯浅直樹が今季初の2本目進出を果たしてくれるように日本からも応援よろしくお願いします! 

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最後の写真もアレッサンドロ・トラバッティさん撮影。冒頭の写真はミンチカンテ前、2万人の大観衆の前を滑降するスビンダル。