アレクシ・パンテュローが今季初優勝。W-CUP通算5勝目をあげ、一昨日のSC2位に続きウェンゲンの表彰台にあがりました。
今日も気温が高く、コースはすぐに荒れました。1本目でラップのヒルシャーに0.88秒差の7位につけたパンテュロー、2本目でラップタイムをたたき出しての逆転勝利でした。
表彰式後には8位のグランジェ、9位のミシリエ、41番スタートから21位のジュリアン・リゼルーもいっしょにフランスチーム記念写真となりました。
日本チームは4年前のウェンゲンとまったく同じメンバー、湯浅直樹、佐々木明、皆川賢太郎の3人が出場。(もっと言えば8年前とも変わってない。あ、それは言いっこなしか・・・苦笑)
写真は1本目のインスペクション、湯浅にコース攻略のアドバイスをするクリスチャン・ライトナーコーチ。
湯浅は急斜面手前で転倒し右ひざを痛めました。すぐアイシングを施して病院へ行き、検査を行いましたが靭帯に影響はなく、次のキッツビュールのレースには出場できそうです。
撮影はアレッサンドロです。
また今年もヒヤヒヤのウェンゲンとなってしまいました。
ファンの皆様も気が気でないでしょう。次戦はおそらく膝が痛かろうが、どこか痛かろうが、足をひきずってでも出場を強行するでしょう。
こちらもアレッサンドロ撮影です。
前にも書きましたが、女性ファンのみなさま、今年もまた「肝っ玉母さん」になって気持ちを大きくもって湯浅直樹を見守ってください。
彼が大丈夫と言えば、大丈夫。痛くないと言えば痛くないのです。見守ってください!
男性ファンの皆様、また今年も真の湯浅劇場が開演しましたね。笑
おそらくこれからソチオリンピックまで、湯浅直樹が自身の感動のヒストリーを紡いでくれますよ、きっと。
女性でも男性でもない方、あー、どうしましょう?笑
機会があったら湯浅に聞いておきます。笑
39番スタートの明は朝のアップバーンでポールがゴーグルを直撃したようで、左目をボクサーのように腫らしてのレースとなりましたが、35位で惜しくも2本目進出を逃しました。
オリンピック前のあと2戦、なんとか成績をあげてソチに乗り込んでほしいと思います。
そして報道でもご覧になっている方が多いと思いますが、賢太郎は今日のウェンゲンがW-CUP最後の滑りとなりました。
結果はコースアウトでしたが、2006年に自身最高位4位をあげたウェンゲンでのラストランは感慨深いものだったでしょう。
そしてワールドカップで初めて順位をあげた2000年1月23日のキッツビュールSLのときのビブナンバーと奇しくも同じ60番でのラストレース、14年前と同じ6位を狙っての渾身の疾走だったに違いありません。
本当に長いあいだ、お疲れさまでした。今後の引退レース等は未定とのことですが、日本での引退会見などは行われるでしょう。
私は彼のすべてをやりきったような、清々しい表情が印象的でした。
ほんとうにありがとう!賢太郎!
追記:湯浅の怪我は右膝と足首の両方で、キッツビュールの出場は微妙な状況です。