いよいよ、次戦アデルボーデンSLから湯浅直樹は第一シードに入ります。
日本時間深夜、場所はイタリア、一昨年暮れの3位表彰台のときと同じ「条件」が揃った今夜のボルミオのレース、湯浅直樹は1本目21位から2本目で、もうおなじみとなったラップタイムを2戦連続でたたき出し、4位までジャンプアップしました。
WCSL(ワールドカップスターティングリスト)で今日の50ポイントを加え14位。今週土曜の夜は自身初の公開ドローに臨むことになります。
アデルボーデンのドローはハーネスを腰にまいて、ロープに吊られてビルの屋上から飛んできての登場です。もう今からワクワクしますね。
今日も45歳のおっさんは、心の底から雄叫びをあげました。笑(もちろん心の中で、ですけど。幸せものですね)
各社の取材を受けたあとの湯浅に「お年玉、ありがとう!」と言えました。一回りも下の青年からもらった「お年玉」は格別ですね。
湯浅本人の顔には「まだまだこれから。そんなに喜ばなくても大丈夫。つぎ、見ててください。」と書いてありました。
4位や2本目ラップ2回もさることながら、シーズン開幕からの3戦ですべて成績を残したことも大きな進化の証だと思います。
ソチのメダルも完全に射程に捉えたこの勢いで、アデルボーデンは表彰台にあがって欲しいですね。
快晴のボルミオ、1本目70旗門68ターン、2本目72旗門70ターンのロングコースを制したのはフェリックス・ノイロイター。2位にマルセル・ヒルシャー、3位は地元イタリアのマンフレッド・メルグでした。
オリンピック出場が内定している佐々木明は1本目50位で2本目に進めず、68番スタートの皆川賢太郎はコースアウト、ワールドカップ初出場となった武田竜は58位に終わりました。
写真はワールドカップ初出場の武田竜。
勝手な推測ではありますが、次戦のアデルボーデンは1月3、4日のシャモニーヨーロッパカップSLで日本人最高の28位と26位を記録したチーム外の大越龍之介が出場する可能性もあると思います。
月曜の深夜、ナマで見ていた方はどれぐらいいらっしゃったのでしょう?もし今回見逃したとしても、次の日曜からはもう絶対に見逃せませんよ!
ワクワク、どきどき。真の「湯浅劇場」がこれから開演するのですから。