アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヒルシャー2勝目 クラニスカ・ゴラGS

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夜半から降り続いた雪は夜明け前にはやみました。

私自身初めて見る、クラニスカ・ゴラでの本格的な積雪。しかし、車の屋根の50cmの雪は手で払うとさらさらと飛んでいきました。

コースに上がると、比較的除雪のしやすそうな軽い雪で予定通りレースは行われました。

1本目はケティル・ヤンスルがラップを奪いましたが、2本目で昨日の2位、ヒルシャーが逆転で勝利しました。

昨日書いたようにヒルシャーは12月のヴァルディゼールGSが初優勝で、今回が2勝目。いずれもGSで、この勝利でオーストリアチームのなかでもGS金メダル最有力候補に名乗りをあげたことになります。

「自分は背も低く、体重もない。リスクを承知で攻めるしかない。」

そう記者会見で語るように、彼は身長は170cmに満たないくらい。キューシュのようにごっつい体格でもなくスリム。サインをねだる子供のほうが大きかったりするくらいです。

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一方、同世代の大越龍之介は5秒60遅れの47位。昨日の転倒でケガを負いましたが、痛み止めを飲んでの出場で昨日の石井智也よりタイム差をつめました。

ゴール後の表情も明るかったです。彼はこのあと帰国して国体に出場する予定とのこと。

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そして智也はコースアウト。なんとか明日は初出場のSLで雪辱を果たしてほしいところです。

このシリーズはアルベルト・トンバ氏がゲスト。おとなりイタリアからの応援団も喜んでました。

(小さくてすいません、中央で手をあげているのがトンバさんです。クラニスカ・ゴラとトンバ氏といえば、氷のアイスバーンを彼だけがスムーズに切っていき2位に大差をつけて勝ったSLが印象的です)

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さて、明日はオリンピック前最後のSL。最終戦ガルミッシュへの出場のためにも明、湯浅、賢太郎の3人にはがんばってほしいところです。