早朝から振り始めた大粒の雪はインジェクションが入った硬いバーンの上に降り積もりました。
1本目ラップはステファノ・グロス。
1秒以内に14人がひしめくレースとなりました。
19番スタートの湯浅直樹はコース前半でコースアウト。大越龍之介も後半でポールに入りきれませんでした。
湯浅は昨日まではやしていた無精髭?を剃って臨んだレースでしたが、レビに続いて2戦連続で結果を残せませんでした。
次戦は得意とするマドンナ・ディ・カンピリオ。
日本で応援する多くの湯浅ファンも、期待は大きいでしょう、本人もマドンナでの自分に期待していると思います。
それまでのヨーロッパカップに出場するかどうかは左ひざの具合次第でしょう。全くレースに出場しないこともありえます。
2本目はあと40分ほどで開始です!
2本目もさらに大粒の湿った雪が降る中、1本目8位、トップのステファノ・グロスに+0.55秒のマルセル・ヒルシャーがラップを奪うと、それ以降は彼を抜く選手が現れませんでした。
リーダーズボードの「アウディチェア」に座り、フリッツ・ドッファーと「前が見えなかったね」とジェスチャー付きで話す(おそらく)マルセル。
本当に、日本海側の雪も顔負けのモッサモッサの湿った雪で、ウエアを払っても払ってもどんどん積もり、カメラを守るにも神経を使いました。
2位にはヘンリック・クリストッファーセン、3位にアンドレ・ミューラーでした。
今晩はここバルディゼールに泊まって、明日、インスブルック近くまで移動します。
それではまた火曜日、イタリアのバルガルディナからお届けします。