前回ビーバークリーク、および前々回シュラトミング世界選手権のSL金メダリスト、ミカエラ・シフリンが1本目ラップを奪いました。
今日は快晴のサンモリッツ、気温も程よく冷えています。
私の撮っていた急斜面の入り口3旗門目の左ターンはエッジのかからない選手が多く、ラインが落とされるなか、彼女はしっかりとスキーをグリップさせて滑ってきました。
42番スタートの安藤麻はこの4旗門後の左ターンでポールをまたぎ、途中棄権。清澤恵美子は+4.43秒、47位で2本目に進みました。
1本目のゴール後、観客に応える清澤。彼女自身語る「最後の世界選手権」、2本目は自分のスキーの全てを出し切って欲しいと思います。
結局、2本目もミカエラ・シフリンがダントツラップを叩き出し、銀メダルのウェンディー・ホルドナーに1.64秒差もの大差をつけて世界選手権3大会連続のSL金メダルを獲得しました。
写真は自分のタイムを確認してちょっと自分でもびっくり?しているの図?笑
銅はフリーダ・ハンスドッター。
写真の後ろ、ボードは男性2人で手で支えてます。笑
この後すぐ、31番以降の選手が滑ってくるので、この撮影をした後、すぐ撤収する必要があるからです。1本目完走者、60人が2本目を滑れる世界選手権ならではですね。
清澤恵美子は38位で自身最後の世界選手権を終えましたが、ゴール後、「滑っているときに膝がロックした」と私に訴え、右ひざを気にしていました。
しゃがめてはいたので、大事はないことを祈りますが、右膝の診察が必要かもしれません。
安藤麻はGSで今季6点のポイントを獲得しているので、SLでも9.61のポイントを少しでも上げたいところでしょう、今季のこの後のレースに今日の経験を活かして欲しいと思います。
さて、明日は最終日、いよいよクライマックスの男子SL。
今日の予選、小山陽平は29位。予選通過の25位以内には入れませんでしたが、おそらく出場できるでしょう。このあとのキャプテンミーティングで決まります。
ちなみにイビッツァ・コステリッチは15位で予選通過。ウェンゲンで引退したはずですが、現役復帰?なのでしょうかね。
そして皆さんも期待されているでしょう、湯浅直樹の第一シード入りか否かですが、アンドレ・ミューラーは腰の怪我から復帰、腰を痛めたという報道のあったノイロイターもGSに出場したので、残念ながら16番スタートになりそうです。
日本チームのゲオルグ・へオリゲルコーチは、木曜に会ったときに「本人には15番で滑るより、(コマーシャルの入った後の、)整備されたコースを滑れる16番の方がいいよ」と言ったんだと教えてくれました。
さあ、いよいよ、明日ですね!NHK BS1をお見逃しなく!