アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ペトラ・ブルホバ連勝 W-CUPレビ女子SL

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2017-18シーズンのSL第1戦は昨季の最終戦で勝利したスロバキアのペトラ・ブルホバが勝利しました。シーズンをまたいでの連勝です。

 

今朝の気温は山頂でマイナス3℃。それほど寒くないかと思いきや、時折風が吹き付け体感温度はそれより低いものとなりました。

 

ただ、スタート時間が迫るにつれ、天気予報に反し陽が差し、薄い青空も臨めたことで少しは寒さも感じずにすみました。

 

1本目は昨季の総合、SL女王のミカエラ・シフリンがラップを奪い、0.21秒差でブルホバ、0.73秒差でフリーダ・ハンスドッター、4位に1.20秒差でウェンディー・ホルドナーと続きました。

 

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33番スタートの長谷川絵美は4.64秒遅れの46位、安藤麻は4.84秒遅れの52位、清澤恵美子は5.64秒遅れの55位で2本目に進めませんでした。

 

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上の写真はインスペクションを行う安藤麻。

 

2本目に進める30位は3.20秒差で、それに1秒以上遅れをとってしまい、今日の日本チームは3人ともに惨敗と認めざるを得ないでしょう。

 

次戦、今月末のキリントンGS、SLまでにいい練習をして3人ともに調子を上げて欲しいところです。

 

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上の写真は清澤恵美子。

 

2本目は空は真っ白な雲に覆われ、午後2時開始でもナイター模様。1本目2位につけたペトラ・ブルホバがシフリンを逆転で下し、今シーズン最初のSL勝者となりました。

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スロバキアはエースのベロニカ・ズズロバが怪我で戦線離脱中ですが、22歳のブルホバがシフリンの対抗馬としてシーズン最初に名乗りをあげることになりました。

 

今季の女子SL戦線、これからどうなっていくでしょうかね。

 

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さて、明日は男子SL「開幕戦」。

 

夏の雪上で停止間際にショートポールにスキーを引っ掛け、左足首を骨折したマルセルはこのレースから復帰。開幕戦セルデンが中止となったことにより、シーズン開始に「間に合った」ことになります。

 

日本チームは湯浅直樹、大越龍之介の2人が出場します。

 

国枠でもう一人、出場は可能でしたが、今回は事前の出場をかけたタイムレースも行わず、若手のチャレンジも見送る決断がなされました。

 

昨季、12月のアルタバディアでワールドカップデビューし、世界選手権にも出場した小山陽平は11月21日から12月17日まで中国で練習とファーイーストカップGS、SLそれぞれ4戦に出場することがSAJのHPに発表されていますし、セルデンでのワールドカップデビューが「御預け」となった加藤聖五もレビには来ていません。

 

今季はオリンピックシーズンでもありますので、その「出場選考レース」の意味合いも含んだワールドカップ出場枠ではありますが、12月末の全日本選手権での勝者が確実にオリンピックに出場できるということもこの時期のワールドカップ出場に微妙に絡んでくる要素になっているようにも思います。

 

いずれにせよ、昨季の小山陽平のように、加藤聖五には早い段階でのワールドカップデビューを期待したいですね。

 

明日も現地11時に1本目スタート、日本時間は夜6時です!

 

https://www.facebook.com/ShinichiroTanakaPhotography/

こちらでも写真を掲載していますので、どうぞご覧ください。

 

追記:明日はヒルシャーが2番、ノイロイター4番、クリストッファーセン6番スタート。我らが湯浅直樹は19番スタート、(昨年は36番)大越龍之介は52番スタートです。