アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヘンリック・クリストッファーセン逆転勝利 シュラトミングナイトレース

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勝負はあっけなくつきました。

レース前から降り出した大粒の雨は湿った雪となってインスペクションを行う選手とともにコースを覆いました。

1本目、ラップを奪ったのは1番スタートのマルコ・シュバーツ。

一昨日、地元オーストリアでの勝利をあと一歩で逃した雪辱を晴らすかと思われましたが、2本目、大歓声を受けてスタートした直後、方向付けを間違い内倒転倒。

1本目ラップかつ、地元の大観衆のプレッシャーに負けたと思われても仕方のない失敗。

その瞬間、ゴールで待つヘンリック・クリストッファーセンの今季SL2勝目が決まりました。

冒頭の写真は2本目、大観衆の待つゴールへ疾走するクリストッファーセン。頭の右上にノルウェー国旗も振られていました。

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57番スタートの小山陽平は+3.36秒の39位で2本目に進めず。

今月の5日から始まったザグレブ、マドンナ・ディ・カンピリオ、アデルボーデン、ウェンゲン、キッツビュール、シュラトミングと続いた怒涛の6連戦が終わりました。

すべてが初めてのコースで、彼は自身の中でなにか掴んだでしょうか。

次戦はシャモニか苗場か、いずれにせよ、この6戦で得たものを活かしてほしいと思います。

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68番スタートの大越龍之介はコース前半でコースアウト。

1本目の全選手が滑り終わるまで降りてこなかったので、ケガでもしたかと心配しました。

いつも笑顔で接してくれる龍之介のこんな悔しそうな顔、久々に見ました。

今月最後の一戦にかけるものはいつも以上にあったと思います。苗場での雪辱を期待します。

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2位にはアレクシ・パンテュロー、3位にはダニエル・ユールでした。

1月のレースが終了した段階で総合トップはクリストッファーセン。

2位にパンテュロー、3位にキルデ、4位にマティアス・マイヤー、5位にベアト・フォイツとなっています。

総合争いはこの5人の戦いになりそうです。

私は今晩はアルテンマルクトに一泊。明日朝、帰国便に乗るためにミュンヘン空港に向かいます。

マスクはこちらでいつもお世話になっている方にいただきましたので、装着で羽田に降り立ちたいと思います。