マルセル・ヒルシャーが昨年のマドンナ・ディ・カンピリオから3連勝、1本目8位から逆転で飾りました。
今季開幕戦のゼルデンからSGを除く全ての出場レースで表彰台に立ってきたヒルシャーですが、昨日は16位に終わり、初の「技術系種目表彰台落ち」を味わいましたが、一日でまた見事に定位置に戻ってきました。
もはやSLではむかうところ敵なしといった感です。
私は1本目、ゴール前の急斜面で撮影していましたが、その急斜面が終わった直後の振られたオープンゲートでヒルシャーはミス。コースアウトしてもおかしくないくらいでした。
もしミスがなければ、今日も大差で逃げ切っていたでしょう。
彼を脅かす選手の登場が待ち望まれますね。
湯浅直樹は1本目2.39秒遅れの25位で2本目に進み、2本合計では順位を上げ14位。ワールドカップポイントを18、獲得しました。
これで次戦ウェンゲンは19番スタートになりそうです。
今日は彼とは一言も言葉を交わさず、無言で片手グータッチ(巨人の原監督がホームランを打った選手を出迎えるときにやるやつです)しただけでした。
サービスマンの横田幸平さんに伺ったところによると、右肘の縫合は終え、昨日の練習の最後の滑りは良かったとのことでした。
一度表彰台に立つと、見ているほうも贅沢になるもので、そろそろ1本目で一桁に入って、ゴール時点ラップの派手なガッツポーズを見たいとお思いの方が多いのではないでしょうか。
私ももちろん、そう期待していますが、今日の18ポイントは大きな前進。世界選手権を第一シードで迎えられるよう、あと2戦で確実にポイントゲットを重ねて欲しいと思います。
佐々木明は2.80秒遅れの33位で2本目に進めず。
苦闘が続きますが、次戦は65番スタートから表彰台2位という鮮烈デビューを果たしたウェンゲンですので、2本目に残ることを期待したいと思います。
私はこのあとアデルボーデンからウェンゲンに移動。小一時間のドライブです。