アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ぺトラ・ブルホバが今季初勝利 湯浅直樹は12番スタート W-CUPアスペン最終戦

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 もう日焼け止めをいくら塗っても関係ないほど真っ黒になった?顔に今日もさらに追い討ちのように晴天のアスペン、男子GS、女子SLが行われました。

 両方ともにすでにマルセル・ヒルシャーとミカエラ・シフリンに種目別優勝は決まっていましたが、特に女子SLは彼女の「凱旋レース」ということもあり、会場は大いに盛り上がりました。

 1本目3位につけたシフリン、2本目のゴール時点ラップ、直後に滑ったフリーダ・ハンスドッターもかわし、自ら種目別優勝に花を添えるかと思われましたが、1本目ラップのペトラ・ブルホバが2本目もラップタイムを叩き出し、今季初勝利、W-CUP通算2勝目を挙げました。

 

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  荘厳なスロバキア国歌が流れる表彰式では、彼女の頰を大粒の涙が伝いました。

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 女子SL種目別2位はベロニカ・ズズロバ、3位はウェンディー・ホルドナーでした。

 男子はノイロイターが1本目、ヒルシャーに0.01秒差でトップに立ちましたが、2本目で逆転を食い、2位。

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  3位にはヒルシャーに次ぐ種目別2位となったマテュー・フェブラ。

 今季、頭角を現したフェブラ、12月ビーバークリーク代替レース、バルディゼールGSでワールドカップ初優勝を遂げ、その後も2位2度、5位2度、そして今日の3位と安定感のある戦いを見せました。

 来季も楽しみな選手の登場です。

 今季開始早々に怪我で離脱したトーマス・ファナラ、そしてアレクシ・パンテュロー、ビクトール・ムファ・ジャンデと共にフランスGS部隊の活躍は来季も期待できそうですね。

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 写真はアスペンの町に飛び込んでいくようなマテュー・フェブラ。

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  今季、マルセルはGS9戦中4勝、2位が4回。唯一表彰台に上がれなかったのはアルタバディアのパラレルGSだけだったので、実質、本来の2本合計で争うGSでは必ず1位か2位だったという圧勝のシーズンでした。

 

そして先ほど、現地時間18時30分より明日の男子SLの公開ドローが行われました。

 我らが湯浅直樹は自身2度目の公開ドロー。

 前回アデルボーデンでは11番を引きましたが、今回は12番。

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 歴代の名選手の写真のゼッケンで明日のスタート順がわかる、なかなか趣向を凝らしたドローでしたが、後ろ姿で誰だかわからず。

 DJさんの説明も湯浅を撮っていて聞き逃しました。

 さあ、明日はいよいよ今季ワールドカップの最終戦です。

 今季はまだ一度も2本目のゴール時点ラップタイムがないので、明日はぜひ、それを達成してガッツポーズを見せて欲しいと思います。

 日本からも応援よろしくお願いいたします!

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