26日の女子に続き27日に行われた2024-25開幕戦セルデン男子GSは、ノルウェーが表彰台独占。
23歳アレクサンダー・スティーン・オルセンがW杯GS初優勝、2位クリストッファーセン、3位アトレ・リー・マグラスでした。
おまけに昨季、レース直前にセルデンで引退表明をしたルッカス・ピンヘイロー・ブラッテンが1年のブランクをものともせず、41番スタートから4位となり、ノルウェーチーム+プラスαがセルデンを「征服」した格好となりました。
昨年の引退表明時のブログです。
「5年のブランク」、オーストリアからオランダに登録国籍を変えたマルセル・ヒルシャーは今季から導入された「ワイルドカード」ルールで34番スタート。
2本目に進むのは難しいだろうとの大方の予想を裏切り、オルセンから+2.29秒の28位で2本目進出。その2本目は全体3位のタイムで2本合計23位と復帰初戦、上々の滑り出しを見せました。
8季連続総合チャンピオンに5年のブランクや年齢的な衰えは全くと言っていいほど関係ありませんでした。
日本チームは62番若月隼太が+5.40秒の63位、W杯初出場、73番佐藤慎太郎が+6.18秒の64位で2本目に進めず。(冒頭の写真は佐藤慎太郎、アレッサンドロ・トラバッティさん撮影です)
最終74番スタートのこちらもW杯初出場、片山龍馬は途中棄権に終わりました。
上の写真は片山龍馬、最後の選手まで撮ってくれてありがとう、アレッサンドロの撮影です。
日本のエース、加藤聖五は72番スタートでしたが、滑走途中でオーストリアのチームスタッフがコース内にフラフラと侵入、聖五は接触を避けるためスピードを落として回避しました。
すぐに再レースを申請しましたが、「レース進行優先」を理由に認められなかったそうです。
全く納得のいかないFISの裁定に抗議の必要はあるでしょう。
次の「公」(おおやけ)の場はレビSLのキャプテンズミーティングですが、FISの現場責任者、マルクス・ワルドナーはどう説明するでしょう?
日本開催以外で初のW杯GS4人出場の日本チームでしたが、なんとも後味の悪い開幕戦となってしまいました。
次戦、来月17日フィンランド・レビSLも小山陽平以下、4人出場予定です!