1日のリザーブデイを挟んで、今日から後半戦の技術系種目がスタート。
快晴のメリベルでチームパラレルが行われました。
出場は16チーム。
W杯でポイント獲得した選手のいない、ラトビアとデンマークも出場しました。
金メダルはアメリカ。
冒頭の写真はリバー・ラダムスの1回戦の滑りです。
銀はノルウェー、銅はカナダでした。
日本チームは出場せず。
世界選手権出場発表された選手は小山陽平、加藤聖五、安藤麻の3人で、最低チーム編成人数4に満たないので、それは月初の時点でわかっていたことでした。
小山陽平と安藤麻はSLのみ、加藤聖五はGS(予選なし)、SL(予選から)、そして今晩、クーシュベル1850で予選のある個人パラレルに出場します。
日本の国別のワールドカップポイント合計は現在25位。
上位16位からはかなり離れた順位なので、私自身はチームパラレルへの出場はまずできないだろうと考えていましたが、蓋を開けてみれば順位さえない国が2カ国も出ていました。
日本も男女の出場人数をあらかじめエントリーしておけば、前回コルティナ世界選手権同様、チーム戦に出場できました。
また、チーム戦に出場できるとなれば、以前に記述したように、SAJが独自に決めている出場基準の「5」を満たし、渡邉愛蓮もチーム戦だけでなくGSとSLにも出場できたかもしれません。
また、以下のブログでも記述しましたが、
基準要項「4」を満たした小山敬之はSAJの独自基準によれば、世界選手権出場の権利を得ましたが、FISの出場登録締切が1月16日で、その時点で登録できる最大人数24人を申請していなかったために、追加登録が認められませんでした。
怪我などの事情がない限り選手の入れ替えはできませんが、最初から最大24人登録しておけば、強化指定選手の小山敬之の名前はおそらく登録されていたでしょう。
これは、湯淺直樹のバンクーバー五輪の件を経験している私にも、僅かかもしれませんが、責任があると考えています。
そして、厳しい言い方になるかもしれませんが、日本のアルペンスキーチームに関わるすべての人に、皆に、責任があるのではないかと思います。
1月31日までに要件をクリアすれば、出れるのね、そうなのね。と、
そこで思考停止していた自分を振り返ってみると、
「申請締切は1月中旬、男子でいえばウェンゲン後、女子でいえばフラッハウ後だった事もあるな、一応念の為確認してみようか」
とならなかったのが悔やまれます。
「申請は枠いっぱいまでしたかな?確認で聞いてみようかな?」とならなかったのも痛恨です。
湯淺のバンクーバーとはなんぞや?という方は長い文ですが、以下のリンクをどうぞ。
今回の件も、
「なぜこうなったのか?」
「今後どう改善すべきか?」
を、SAJの然るべき責任者が膝を突き合わせて、しっかり話をして、しっかり結論を出し、すぐに実行して欲しいと切に願います。
そして、今晩の加藤聖五の予選突破を祈ります!